バンコクの文化のオアシスへ。自由で芸術的な作品を上映する独立系映画館

タイの映画制作者の支援にも力を入れている独立系映画館〈シネマ・オアシス〉。オーナーは、自身もインディーズ映画の監督であるイング・カンジャナバニットさんだ。そんな彼女が運営する文化のオアシスを訪れたい。

photo: Koh Akazawa / text: Akiko Yoshikawa

タイでは珍しい、独立系映画館。オーナーであるイング・カンジャナバニットさんは、1997年のタイ初のインディーズ映画『ドッグ・ゴッド』の監督だ。自身が監督した映画が上映禁止になり、ドキュメンタリー作品も自由に上映できない状況に憤りを感じ、「自由に発信できる場を作りたい」と、2018年3月に非営利の映画館とギャラリーを作った。ここで映画監督のトークイベントを行い、タイの映画製作者を支援する活動にも力を入れる。

「当局からは、建築基準などを理由に4回も閉鎖しろと横槍を入れられたけど、そんなことは関係ない。映画について自由に語らえる場を守りたい」(イングさん)。コンクリート打ち放しの建物は、この映画館の反骨精神を反映しているようだ。

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