山内聖子(呑む文筆家、唎酒師)
やまうち・きよこ/全国の酒蔵や酒場を取材し各誌で執筆。著書に『蔵を継ぐ』『いつも、日本酒のことばかり。』『夜ふけの酒評』『日本酒呑んで旅ゆけば』など。
江戸の地味つまみで日本酒ぐいぐい酒場
普段日本酒を呑む時は“映えない”肴がいい。茶色や灰色など色のトーンが単調な地味が最高。おしゃれで映える料理はたまにはいいが、見た目が第一ゆえに合う日本酒の幅が狭いのだ。
その点、地味なつまみは慎ましい人が誰にでも同調できるように、どんなタイプの日本酒も受け止める。だから相性など考えなくても、心置きなく日本酒をぐいぐい呑めてしまう。そんな地味つまみを出す酒場は地方よりお江戸東京にあり。とめどなく日本酒が進む快楽、ぜひ体験してほしい。


