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修士課程

常に「恐るべき新人」を待望している美術界という戦場に、しなやかでしたたかで大胆不敵な日本画が届いた。|服部しほり

 絵に登場するのはオジさん、または小僧。初期には自画像らしき若い女子もいたけれど、その娘は変な妖怪オジさんみたいなものを抱いていたりする。あとはこちらもオスのみ、雄鶏を描く。
 そんな絵が次から次に出てくると、これは曾我蕭白の再来か、伊藤若冲の子孫だろうかと思ってしまうところだが、そんな簡単な話ではなかった。この画家、服部しほりとの対話は後回し。日本美術の知識を復習しよう。
 若冲、蕭白、長沢芦雪

オペラ歌手

きっかけ/父親は伴奏家で音楽大学の教授、母親もピアノの先生という音楽一家に生まれる。「3歳頃からピアノには親しんでいたけど、教室に通ったのは中学生から。でも練習が嫌いでレッスンは長続きせず、転機は高校生。音大声楽科の教授だった同級生の母親に歌を勧められ、導かれるままに音大を受験し、声楽科に合格。どうやら私の性格は、ピアノより歌向きだったみたいです」