キーワード

社会学者

時代の不安。

社会学者の吉見俊哉は戦後の日本を25年刻みで分析し、1995(平成7)年からの25年間を「衰退と不安の25年」と位置づけている。確かに95年以降は、バブル崩壊がロストジェネレーションを生み出し、2度の震災で安全神話もゆらいだ、先を見通せない時代である。そして確かなことが崩れ去った後、先の見通せなさが不安の形をとって、社会の奥底に流れるようになったのだ。

『魔法少女まどか☆マギカ』は、魔法少女とな

本を読む人の頭の中まで覗けてしまう面白さ。

「2003年、高校2年で立ち上げたネット古書店が始まりです」と店主の竹田信弥さん。その後は東京・白山に実店舗を構え、15年に赤坂へ。辻原登や岡和田晃といった小説家や評論家をセレクターに選書棚も展開、人文科学の品揃えに力を入れている。

『「百年の孤独」を代わりに読む』は2018年、竹田さんが感銘を受けた同人誌。「一見、南米文学の傑作を解説するようで、なぜかドラマや映画の話題が多く登場します」。例え

淡い連帯/喫茶店の守護神|平松洋子

 ほとんど毎日、住んでいる町のどこかの喫茶店に寄る。仕事の合間、休憩を兼ねて散歩に出るのが習慣なのだが、さて今日はどこに入ろうかと自分の気分を探りながら歩くのがまた楽しい。
「こんにちは」
「いらっしゃい」
 十年一日のごとく同じ挨拶だけれど、交わす一瞬の視線にぽっと灯りがともり、言外にお互いの元気を確かめ合う。でも、それ以上のことは何もない。マスターが淹れてくれる熱いコーヒーを相手に、ただぼんや

パーティで誰を呼ぶべきか。

この前、友達が誕生日会を開いてくれました。難しかったのは、呼ぶ人リスト。この人とこの人は仲が悪いとか、この人は大勢の中では空気が読めずに周りが迷惑するとか、いろいろあるじゃないですか。でも、呼ばないとそれがSNSでバレて、気まずくなる時代。予定もない結婚式が今から心配です。(社会学者・古市憲寿/30歳/男)

テーマ〈続々々・テレビ〉

やつい 1980年代にテレビの仕事を多くしていたときは、楽しかったですか?
宮沢 俺はまあ会議でウケればいいと思っていたから。成立するわけがないっていうアイデアを次々と出していく。例えば、日韓対抗綱引き。日本海を挟んで綱引きをするっていう(笑)。
やつい 絶対できないじゃないですか!(笑)
宮沢 海に落ちた方が負けっていう(笑)。
やつい 実現すること考えていたら言わないですもんね。
宮沢 10月

食事も、欲しいものも、自分で選ぶ。好きにさせてもらえる環境があった。|古市憲寿

 大学進学と同時に鹿児島から上京して公務員になった父と、自由気ままで個人主義の母。小学生で東京から埼玉に越し、いわゆる昭和の家庭で育った僕には、2人の妹がいます。両親は小さな妹たちに手一杯だったんでしょう。子どもの頃は祖父といる時間の方が長かったですね。
 育った環境のせいか、兄妹3人には似たところがありません。家族仲が悪かったわけではなく、各人がバラバラに生活しているような家でした。7人家族なの