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長編映画

幻となった日本初上演作『OUTSIDE』の舞台裏。

 この春、全国の劇場では現代舞台を牽引する演出家の作品の日本初上演が多く予定されていた。中でも注目されたのがロシアの演出家、キリル・セレブレンニコフによる演劇作品『OUTSIDE - レン・ハンの詩に基づく』。5月に開催予定だった『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』の見どころの一つとして楽しみな一作だったが、新型コロナウイルスの影響から残念ながら見送りに。幻となったその中身を、特別に少しだけ教え

【話題の映画】文学好きの青年が映画に出会い、撮影監督になった理由とは。|小野山要

 いま、世界の注目を集めるパリ在住の日本人がいる。2019年カンヌ国際映画祭に選出されたアルジェリア=フランス合作映画『Abou Leila』や、グラミー賞で2部門を獲得したDua Lipaの新曲「Break My Heart」、UKグライムシーンを席捲するラッパー、Stormzyの「Vossi Bop」のMVで撮影監督を務める小野山要さんだ。映画業界からも引く手あまたで、手が何本あっても足りない

【話題の映画】『ミッドサマー』アリ・アスター監督が語る、映画的こだわり。

2018年、呪われた血を受け継ぐ家族の悲劇を描いたスリラー『へレディタリー/継承』で、世界中の観客の度肝を抜いたアリ・アスター監督。彼の最新作『ミッドサマー』が公開中だ。描かれるのは、スウェーデンの人里離れたコミュニティで開催される“奇祭”を訪れた大学生たちが、身の毛もよだつ惨劇に巻き込まれる姿。今作について、監督に話を聞いた。

白石和彌監督と俳優・リリー・フランキーが語り合う、映画『凪待ち』の世界。

数多くのアウトローを描いてきた白石和彌監督。香取慎吾主演の『凪待ち』は、ギャンブル依存症の男の喪失と再生の物語。監督自身によるオリジナルストーリーで、「香取さんだから演じてほしい」とぶつけたという。白石作品は3本目の出演にして「初のいい人」を演じたリリー・フランキーは「監督の作品でいちばん好き」と絶賛する。

【冷えた弁当の後は、ギャコックで】鍋にあふれる無限のチベット。

先日4本目の長編映画を撮り終えた。私は出自が演劇なので、映画と演劇の違いについてよく聞かれる。もちろん表現の違いは数限りなくあるが、映画と演劇には、飯の食い方が違うというのが大いにある。演劇は、だいたい昼過ぎに始まり、夜帰れる。なので朝昼晩、おのおの勝手に飯を食う。しかし、映画は、朝早いし、そうそう夜は帰れない。なので、皆で3食弁当を食う。これがきつい。しかも低予算の現場である。おかずの乏しい冷え

カンヌを震撼させた衝撃作を携え、時代を先駆ける奇才が来日。

2011年、『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作『ネオン・デーモン』は、昨年のカンヌ映画祭で激しい賛否を巻き起こした衝撃作。“レフン監督が最も親しい日本のクリエイター”小島秀夫とともに、世界を騒然とさせたそんな新作の根本にある、彼の飽くなき創造性を探る。