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 二次創作に火をつけたこと。『進撃の巨人』(以下進撃)が爆発的な人気を博したのは、もちろん物語の面白さもあるが、それだけでは説明できない。二次創作を生む仕組みから考えてみたいと思う。
 漫画界は、コミケを代表とする同人誌という確固たる世界があり、そこから偉大な才能が出てくるサイクルが確立されている。コミケは、原作から派生した新しい物語、いわば〝学説〟を戦わせる場。そこで新しい読者を得られれば、男女

マンガ構造

 私が『進撃の巨人』の存在を知ったのは、第1巻が発売された頃だったと思います。なにより印象的だったのは、他人の悪夢を覗いているような怖さでした。壊れた建物の向こうから、巨人がこちらを見ている——この悪夢のリアリティこそ、本作が持つ普遍的な魅力だと思ったのです。
 ただ諫山さんの絵には、何かと毀誉褒貶がついて回る。その原因の一つが、流麗ではない描線にあります。例えば11巻で超大型巨人が落下してくるシ