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イームズ

ゼスティ・マイヤーズさんに聞くブラジル・モダンのこれから。

誰あろう彼こそ、ブラジル・モダンを世界に広めた立役者なのである。

ゼスティが共同代表を務めるNYの〈R・アンド・カンパニー〉は、イームズをはじめとする米ミッドセンチュリーの選り抜きを長年にわたり紹介してきたデザインギャラリーだ。その彼らがブラジル家具を展示し、「ブラジルにもミッドセンチュリーが?」とインテリア好きを驚かせたのは2000年代初めのこと。その後04年のセルジオ・ロドリゲス展を筆頭に、

今も昔も惹かれるのは、 “Made in USA”のプロダクト。| 光石 研 (俳優)

1950年代のドゥーワップサウンドが似合うアイアンのアメリカ家具が配置された空間に、ビビッドなアームシェルチェアが佇む。光石研さんが10代だった70年代に辿った、映画『アメリカン・グラフィティ』による50sブームと、雑誌『ポパイ』などから始まった西海岸ブームの影響が色濃く残る部屋だ。

「今でもあの頃に流行っていたものが片っ端から大好きです。最近もスケートボードを数十年ぶりに買い直したり(笑)。こ

暮らしの実験から始まった、成長する家。

 心の住宅街にふと現れる、コンクリート打ち放しの建物。黒いスチールサッシで引き締められた姿は清冽で、築60年以上経つとは、にわかには信じがたい。
 建てられたきっかけは雑誌『モダンリビング』の企画「ケーススタディ・ハウス」だった。このタイトルにピンとくる人も多いはず。そう、1940年代のアメリカ西海岸で始まり、チャールズ&レイ・イームズら錚々たる建築家が参画した実験住宅プロジェクト「ケース・スタデ

Eames Walnut Stool 411, 412, 413|イームズウォルナットスツール (1960)

ウォルナットの無垢材を回転旋盤で削って作るスツールは、ずっしりと重く安定感も抜群。イームズ夫妻がNYのタイムライフビルのために製作したもので、本来テーブルでも椅子でも使えるよう考えられた。しかし自邸〈イームズハウス〉の各所に置いたところ、レイが好んで腰かけるようになり、スツールの名が定着。座面は上下とも丸いくぼみをもたせてあり、上下逆さでも使える。

Chair|チェア (1954)

水之江忠臣は、ル・コルビュジエに師事した前川國男の建築事務所で家具を担当。イームズ夫妻やウェグナーとも親交を持ったモダニストだった。この椅子は1954年に神奈川県立図書館で最初に使われたものをベースに、100回以上の試作を経て完成した。座面や背もたれの成形合板の形、フレームのディテール、貫の位置などは発表後も検討を重ねた。“図書館椅子”として今も広く親しまれている。

The Chair|ザ・チェア (1950)

ポール・マッコブはミッドセンチュリーのアメリカで活躍したデザイナーだが、新しさより良質であることを追求するタイプ。イームズらに比べて再評価は遅れたが、最近はファッションデザイナーのトム・ブラウンらが愛用する。これは伝統的なウィンザーチェアをベースにした椅子で、おとなしい佇まいにモダンさがにじむ。華奢にも見える構造は、木の特性を巧みに引き出した証しだ。

Eames Molded Plywood Dining Chair|イームズモールデッドプライウッドダイニングチェア (1946)

アメリカのイームズ夫妻は自作のマシンで成形合板の研究を重ね、1946年に一連の椅子を発表。それは体に寄り添うような三次元曲面のシートを成形合板で実現し、量産に成功した史上初の椅子だった。ダイニング向きで脚部も合板のタイプはDCWとも呼ばれる。その座り心地は、木の椅子の大きな進化だった。以降、夫妻による三次元曲面の試みはワイヤーやプラスチックへと広がる。

家具も食器もデザインも作られた時代の世界観を楽しむ。

 1990年代の初め、雑誌のニューヨーク特集で見た住宅に憧れて、自ら住まいを設計した。以来約20年、「海外の家具は、靴を履くこと前提でデザインされていますよね」と、それだけが理由ではないけれど、靴のまま暮らすスタイルを続けている。ニューヨーク気分の室内は一度も改装することなく当時のまま。当初はイームズが置かれ、次第にフランス家具が増え、ここ数年は北欧びいきだ。
「といっても、全部50〜60年代のミ

風通しの良さで選んだ高台のヴィンテージマンション。

 東京・目黒の高台に立つ築45年のヴィンテージマンション。横長に連続する大きな窓が特徴の一つで、設計は、大企業の本社ビルなどを手がけ、アメリカナイズされた建物を好んだ建築家、圓堂政嘉。華やかさはないけれど、建築に詳しい人たちの間ではちょっと名の知れたマンションだ。かつてはエントランスにイームズチェアも並んでいたという。チダコウイチさんと野口アヤさんが住むのは、その最上階。実はここ、圓堂の住まい兼オ

イタリアのデザイン照明

●名前/丸山理通

●職業、年齢/システムエンジニア、45歳

●謎のデザイナー/イームズに興味を持ち、家具屋巡りをしていた頃、現在は〈北欧家具talo〉を営む山口太郎さんから購入したのが、現存しないイタリアの〈Stilnovo〉という照明メーカーの、メタル製デスクランプ。「台座にGianluigi Gorgoniという名前が書いてありましたが、どんな人物か判明せず、情報を集める過程で様々なデザイ