
ベトナム


大崎清夏と読む、今を生きる詩人たち。
オーシャン・ヴォン 『真っすぐ瑞々しくルーツに向き合う。』
1988年生まれ。右のデビュー詩集が話題のベトナム系移民。「学校すら通えなかった複雑な過去に真っすぐに向き合った作品」。詩誌『て、わた し』第2号で一部訳出。

アジア、アフリカ、南米、知られざる音楽を語り尽くす。
ネットの発達や音楽制作機器の一般化、そしてDiploなどの目利きDJによる“発掘”を通して、局地的に楽しまれてきたダンスビートが新しいジャンルとして世界に広がり、ムーブメントを起こしている。ここではインドネシアのファンコットと出会い、アルバム『Enak Dealer』を日本でリリースした高野政所氏、アフリカのダンスビートを探り、DJとしてフロアを沸かせるHiro “BINGO” Watanabe氏

旅行者未開の地。
大型商業施設が集結する博多駅周辺や天神など、観光に来たらマストな場所もいいが、地元人が推す穴場的なエリアにも行ってみない? 大通りから一本脇道へ。個性豊かな店との出会いが待つ注目のエリアを案内しよう。

【住宅街のエスニック】MAKIN THAI CUISINE/ベトナムフレンチ ネムクリュ
都心の繁華街からやや離れた2つの町に、個性的なエスニック料理店が誕生。一方はニュージーランドでも腕を振るったタイ人シェフによるタイ料理店、一方は各国料理を学んだ日本人シェフの創作ベトナミーズ。活気あふれる街の景色をアップデートする店。

【清澄白河、ナチュラルワインではしご酒】DinerVàng/Wine&Cucina SIORI
数年来、賑わいを増している東京イーストサイドでも、個人店の開業が相次ぎ注目を集める清澄白河。とりわけ、ナチュラルワインの店が増え続けている。使い勝手も居心地も抜群のベトナム料理に、居酒屋感覚で使えるイタリアン。はしご酒上等な距離もありがたや。

オリンピックもピンク映画も撮ったのは、俺ぐらいかな。|山本晋也(最終回/全四回)
結局、ピンク映画は240本から250本ぐらい撮ったのかな。監督になって最初の3本までは面倒を見るって言われたんだよ、会社にね。3本の中から1本でもヒットが出たら監督として雇うからって(笑)。そしたら『未公開の情事』がヒットしたんだよ。いいタイトルだよね。『狂い咲き』『未公開の情事』とかさ。この前、俺の作品の一覧をリストにして持ってきてくれた人がいてね。俺の映画はあれですよ、ピンクのものがフィルム

MAKE ONE TWO
2019年、登録有形文化財、生駒時計店本社(p.25)に、ベトナム料理を主軸としたアジアンスタンドがオープン。以来、スパイス飲み、ニュースポット好きが集う。昼間はバインミー(テイクアウト可)やフォーを、夕方からは小皿のアテを揃える。ベトナムのエビラー油「サテトム」をちょいづけして食べる名物の焼き餃子やナチュラルワイン、クラフトビールを揃え、連日満員御礼。

コレ、 欲しい。| アスピディストラ
その多くが中国原産で、日本、台湾、インド、ベトナム、ラオスなどにも分布する。地下茎を這わせ、地表に多肉質の花を咲かす。日本でも庭に植えられる馴染みの深い植物で、Aspidistra elatiorがよく知られる。日本のハランも気がついていないだけで、ひっそりと肉厚な珍花を咲かせているが、海外にはさらに異形の花を咲かせる種が数多くある。

「よい風景をつくる」ために欠かせないものは何か。中原慎一郎の原点とこれから。
家具も作るし、住宅や店舗の内装も手がける。展覧会やイベントの監修もする。インテリアショップだけじゃなくて、ベトナム麺食堂も経営し、130社合同の業者向け展示会もまとめる。ランドスケーププロダクツのファウンダー、中原慎一郎の活動は、とても一言では言い表せない。けれど、それらはすべて「よい風景をつくる」ことなのだと、いよいよ明らかにされる展覧会が鹿児島〈霧島アートの森〉で開催されている。
「いろん