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芝居を通じて、コミュニケーションが生まれているかどうか、それを見ている。

本年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』は、東京藝術大学大学院映像研究科を経て、前作『ハッピーアワー』で各国国際映画祭の主要賞を受賞した濱口竜介監督による新作。“濱口メソッド”とでもいうべき独自の演出法によって、決して説明的でない、それでいて雄弁で力強い演技を役者たちから引き出している。2人の男性の間で揺れ動くヒロインに扮し、この作品で本格的な演技デビューを飾った唐

ある加害者家族の物語は、果たして悲劇か、喜劇か?

第57回岸田國士戯曲賞受賞の作・演出家にして俳優、赤堀雅秋による監督2作目『葛城事件』は自身の舞台を映画化したもの。抑圧的な父と無差別殺傷の罪で死刑囚となった次男の関係を軸に、ある加害者家族の姿を見つめた衝撃作だ。次男に扮した舞台版と異なり、映画では温厚な長男を演じた新井浩文と赤堀が、この濃密な人間ドラマを語る。

100%の完璧は求めない。ヴィンテージマンションのロフト生活。

 東京は六本木の一等地に立つ、築43年のマンションの最上階。ドアを開けて広がるのは、リビングからベッドルームまでをドカーンと見通す、90平米のワンルームだ。
「NYやアムステルダムのロフト・アパートみたいなところに住みたかったんです」と住人のオステアー・クリストファーさんは話す。住み始めて1年半。以前はマンションのオーナー事務所として使われていた部屋で、改装前提で借り、大規模なスケルトンリノベーシ