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芸術大学

答えは壁に描かれているよ。

どうしてそんなに名古屋へ行くのかと、この頃、よく訊かれるので、その理由について書こうと思う。
 
今年の3月31日、栄にある中日ビル(中部日本ビルディング)が老朽化対策と栄地区の再開発という理由で閉館した。2020年度までに解体を終え、2024年度完成予定の新しい中日ビルが建つ。閉館のニュースを聞いた時から、1階ロビーの天井に設置されたあの巨大なモザイク画は保存されるのだろうかと、ぼくは気がかりで

スティーヴン・スミス | インハウスでブランドを支え、 歴史に残る名作を生み出す。

デザイナーと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはファッションデザイナーだろう。ジョルジオ・アルマーニや川久保玲といった名前は、洋服にそれほど興味のない人でも知っている。また隈研吾や安藤忠雄といった建築デザイナーの名前が代表作とともに報道されることも珍しくないし、自動車を好きな人にはジウジアーロのようなカーデザイナーも身近な存在かもしれない。一方でスポーツシューズのデザイナーというと、よほどの

ブレグジットにより変わりゆくロンドンのフォトドキュメンタリー。

2016年6月23日に行われた国民投票によって決まったイギリスのEU離脱、いわゆる“ブレグジット”は、いまだ行方がわからないまま英国内外に動揺をもたらし続けている。写真家・金玖美の写真集『EXIT』はEU拡大期の最中である2004年から2006年までと、EU離脱が決まった後の2016年、2017年に撮影した作品が収められている。

花道の歴史。

花道の起源を特定することは難しいが、もともとそこには宗教的な要素があったと考えられている。「まずは、太古の人々により、神が天から降りてくる“依代”として神前に供えられた花があります。次に仏教文化からの影響として、仏前に花びらを撒く“散華”がある。これがインドから中国を経て日本に伝わる頃になると、花瓶に入れられて供えられる“供華”となりました。この花と花瓶を合わせる、という文化は、その後の日本の花道

アートが見せるスポーツブランドの新たな一面。

アディダス オリジナルスが新たなアーティストコラボレーションプロジェクトの一環として、特別展『Tanaami×adidas Originals』を開催。現代アーティスト、田名網敬一とのコラボレートによって「ADICOLOR×TANAAMI」コレクションが誕生した。これまでもステューシーやマーク ジェイコブス、ルイ・ヴィトンなど、名だたるファッションブランドと作品作りを行ってきた田名網。今回のコラボ

ベルリンのアルトバウに住むアーティスト。

ハンス・ペーターと和田淳子さんがこのフラットに引っ越してきたのが2011年。毎週2度、生鮮市場の出るヴィンターフェルト広場に近い便利な場所にある。150㎡の住まいは通りに面した典型的なアルトバウのL字形。入ってすぐにレセプションルームがあり、それからベルリーナー・ツィンマー(家中で一番広く、中庭に面した部屋のことをそう呼ぶ)奥にバスルームとキッチンが縦長に延びる。昔はメイド用の部屋もあって、キッチ

Coming Generation

 一般的にキューバのミュージシャンの目標となるのが、世界を股にかけて活躍すること。もちろん、いくら音楽大国のキューバであっても、そうそう簡単なことじゃない。そんな中、若くして実現してしまった一人が、パーカッション奏者のジャロルディ。キューバが誇るジャズピアニスト、チューチョ・バルデスのツアーメンバーであり、英国のDJジャイルス・ピーターソンのプロジェクト、ハバナ・カルチュラにも参加するなど、ジャン