
真っすぐに見つめる、故郷の今と男の生き方。|佐藤快磨監督『泣く子はいねぇが』
監督・脚本・編集:佐藤快磨/企画:是枝裕和/音楽:折坂悠太/出演:仲野太賀、吉岡里帆ほか/秋田・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」から“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出した青春グラフィティ作品。全国公開中。
監督・脚本・編集:佐藤快磨/企画:是枝裕和/音楽:折坂悠太/出演:仲野太賀、吉岡里帆ほか/秋田・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」から“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出した青春グラフィティ作品。全国公開中。
初恋。
初恋って、女の子が初めて自立する、そんな瞬間なんだと思います。
親とか友達とか、誰かに与えられた感情じゃなくて、自分の内側から起こってきた感情に素直になれる。ピュアなんだけど、すごく強いもの。
斉藤由貴さんの「初戀」は、音楽を聴いているっていうよりも、きれいな時間の中に自分が流れているような感覚になりました。まるで、映画の一シーンを見ているような、フワフワとした不思議な、でもすごくナ
是枝裕和監督(*1)、西川美和監督(*2)が立ち上げた制作集団〈分福〉からの新しい新人監督・広瀬奈々子のデビュー作です。
是枝裕和や西川美和の映画作りに、最も間近なところで関わってきた広瀬奈々子の長編初監督作『夜明け』。新人監督がそこで、主演の柳楽優弥らとの間に築いた信頼関係とは? “師弟”が語った。
香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』。10年後の香港を舞台に自国が抱える問題点を取り上げた作品は、中国では国営メディアに批判され上映禁止になるほどの話題を呼んだ。新たに日本、タイ、台湾の国際共同プロジェクトが始動。日本版のエグゼクティブ・プロデューサーには是枝裕和監督を迎え、10年後の日本を舞台に多様な問題意識を出発点に5人の映画監督が創作した。その一人、『美しい国』石川慶監督に話を伺った
あの『カメラを止めるな!』だって、映画祭での受賞から火がついた。国内外を見れば、たくさんある映画の祭典。次のヒット作はどれだ? 世界21ヵ国、41の注目フェスティバルから2018年の最高賞にあたる作品を一挙公開!
周りがすごく盛り上がっていると、なんとなくついていけなくて……。そうポツリとつぶやいた柳楽優弥さん。クールな印象の彼らしい言葉だ。そして、それは観ていない映画にも当てはまると教えてくれた。
「『スター・ウォーズ』のファンってみんな熱いですよね。アメリカに少し留学していた時も、僕だけ観ていなくて、クラスメイトたちに“スター・ウォーズを観てないなんて遅れてる!”ってめちゃくちゃ言われたんです。そうだ
カメラマンを志した中学時代に映画にハマり、いまでも年間40本は映画を観ている瀧本幹也さん。是枝裕和監督に抜擢され映画の撮影監督を務めるようになってからは撮影手法の研究も兼ねてさまざまな映画を観ているが、その中には“意識的に観ない映画”のカテゴリーがあるという。
「まず一つは、黒澤(明)監督の『八月の狂詩曲』です。映画にハマり始めた中学生の頃から、黒澤作品はほぼ全部観ていますし、大人になってからも