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【美青年と混ざる世界】イスラエルとカンボジアを一晩で……。

 ミャンマー料理屋のインテリおかみに前回教わった、納豆にニンニクを混ぜ唐辛子をかけて混ぜちらかす、という食べ方、それは、ニンニクの臭さと納豆の臭さが殴り合いの喧嘩をした後に仲直りしたような、独特な風味であって、それにドはまりし、もはや、ニンニクなければ納豆は食わぬ、という境地に至った松尾は、今回も日本にいながら食で世界旅行をしております。
「次は、イスラエル料理を食べましょう」と社長は言う。
 イ

ハゲと日サロ。

 最近、俺の後輩が会うたびに黒くなっていくので何事かと尋ねると、どうやら日焼けサロンに通っているらしい。彼いわく、肌を焼くことで不思議と男としての自信がみなぎってくるし、元気になるのだという。いつに始まったか、色白でちょっと頼りない男が良しとされる雰囲気が世の女性たちに蔓延し、ちょっとシャツのボタンを2つ外そうもんなら「なんかギラついてない?」なんて言われる始末。それは好き好きで結構だが、得てして

大変な時期がないと、ちゃんとした漫画家になれないんですよね。|東海林さだお

 4年、5年の間は月に1回、編集部に漫画を持ち込んでいました。いろんな傾向の漫画を描いて、最終的にサトウサンペイさんのようなサラリーマン漫画に落ち着いたんです。でもね、何しろ締め切りがないでしょ。「今日できないから明日でいいや」と、どんどん先延ばしにしちゃって。『週刊漫画TIMES』で連載デビューが決まってからは猛烈な勢いになって、寝る暇もないぐらい。『新漫画文学全集』というのが人気になったんです

おこもりの過ごし方。

 プロ野球選手の仕事の大部分を占めるのが「移動」。メジャーリーガーだと、アメリカ大陸移動のために5、6時間も飛行機に乗らなくてはいけないし、そうなると、大事になってくるのが機内での過ごし方であります。
 ブルージェイズで活躍した「ムネリン」こと川㟢宗則選手は、チームメイト、特にドミニカなどカリブ海諸国の選手からの人気が高く、「ムネ、一緒に飲もうぜ」と誘われるのだそうだ。何を飲むんですかと尋ねれば、

メジャーリーグの道具観。

 トップアスリートだったら、「道具にもこだわるのが当たり前でしょ」と思われるかもしれないが、ことメジャーリーガーに関していえば、拍子抜けするほどアバウト。
 選手の分身でもあるグラブ。日本だと少年野球のうちから使いやすいように油を塗ったり、丁寧に使っていくことを教え込まれ、プロ野球選手ともなれば、職人さんに専用のグラブを作ってもらったりする。レッドソックスの上原や、レンジャーズのダルビッシュのグラ

そろそろ一流の暮らしやセンスを身につけようと思うんだ。|松浦弥太郎

 あの頃、僕にとっての「一流」とは「本物」だった。生まれてはじめて本物を手にしたのは、小学五年の時だ。中野区に暮らしていた僕は、若宮リトルリーグに入団し、硬式野球に励んだ。入団に際して、僕は硬式用グローブを母にねだった。神保町の〈美津濃スポーツ〉を訪れ、プロ野球選手用の「ワールドウィン」を選んだ。モデルは内野手用で、巨人軍の土井正三が使っているのと同じだった。頑として他のモデルに目もくれない僕を見

お国変われば。

 せっせと韓国プロ野球の取材に通っていたことがある。結構、楽しかったのだ。日本とは球場の雰囲気が違っていて、応援席には演台があり、球団所属の応援団長と脚を露わにした4人のチアリーダーが出てきて、応援の音頭を取る。中でも釜山ロッテ・ジャイアンツは熱狂的な応援で知られていて、試合終盤に老若男女が「釜山港へ帰れ」を合唱しだした時にはさすがにびっくりした。ちょっと感激したけどね。
 もっと驚いたのは、試合

父と息子。

「父子鷹」といえば、『巨人の星』の星一徹&飛雄馬の親子があまりにも有名だが、現実世界では長嶋茂雄&一茂、ほかではヤンキースで活躍する黒田博樹の父も、かつては南海ホークスの選手だった。それでも日本では、アメリカに比べると親子プロ野球選手の数は少ないように感じる。親子そろって大成功した人がパッと頭に浮かばないからだ。
 アメリカではカル・リプケンとジュニア、ケン・グリフィとジュニアなど、息子たちの方が