
炭火焼き


長月(九月)『海の幸』
南房総市で獲れる伊勢エビをブランド化した房州海老。全国に先駆けて8月に千葉で漁が始まり、全国1、2位を競う水揚げ高を誇る。餌が豊富な浅瀬の岩礁に生息するエビは、生では身が甘く、火を入れると風味が増す。地元ではバーベキューの人気が高い。●千葉県南房総市☎0470・28・5307(南房総市観光協会)

【荒木町らしさ】神酒亭/車力門 おの澤

(噂 その6)「アーバンワイナリー」の先駆者、 次はアーバンファーミング!
大阪と東京で8店舗の飲食店を経営する〈フジマル〉代表の藤丸智史さん。自社ブドウ畑を持ち、大阪都心部でワイン醸造を行う都市型ワイナリーの先駆けだ。昨年、東心斎橋に新たなアンテナショップをオープンした。実は、建物の4階はハーブ工場。バジルやミントを栽培し、2階のレストランで使用する。「レストランは、料理人の技術で農産物をおいしい料理に変える、農業との接点を持てる場所。東心斎橋店ではさらに突き詰めて、

『老酒舗』●御徒町
カレーの専門店ではないけれど、旨いと評判のカレーがある店。最高の食材、極上のだし、専門分野の調味料を使い、研ぎ澄まされた技術で仕上げられた唯一無二の味は、看板メニューとして供されることも。食べずして帰れぬ味に、カレーの奥深さを感じずにはいられないのだ。

江戸前でも京料理でもない、“浪速割烹”とは。
大阪の固有品種の野菜や、高級魚の宝庫である大阪湾の魚介、そして大阪気質である闊達な創意工夫の賜物。“浪速割烹”の提唱者とその弟子筋がカウンターを舞台に表現する、大阪ならではの割烹料理とは?

今の大阪では、ミッドタウンで立ち飲みが正解です。
じつは、仕事でスポットスポットに行くことはあっても、大阪の町について、ほとんど知りませんでした。最初のロケハンに行った時に、関西出身の先輩に「なんで大通りのことを“筋”っていうんですか?」って聞くほど。でもその問いに「考えたことなかった」って言われて、大阪の人には当たり前でも、外からみたら不思議なこと、たくさんありそうだな、東京モンから見た違いを浮き彫りにして行けばいいんだな、と思いながら取材に突

『力が湧く炭火焼き』いろ鳥 / 炭火屋 るぷりん
気をもむ情勢が続いている中でも奮起してオープンした2軒。その共通点は「炭火で焼いた肉が旨い」こと。最も原始的であると同時に、良い素材の持ち味をぎゅっと閉じ込められる調理法「焼く」を味わって、心身のエネルギーを補給したい。

炭火焼食堂 膠
焼き鳥メインの炭火焼き店。「立ち飲みでもきっちりしたものを」と、店主・宮脇直広さんが鳥取・大山どりを備長炭で焼き上げる。もう一銘柄、金曜に入荷して売り切れ御免の、宮崎の養鶏農家が育てる「うなま山地鶏」が圧巻。身のたくましさと脂ノリ、自然水で育てられたピュアな旨味が、奈良の生酛のどぶなど燗酒を誘う。大阪・粉浜〈井川とうふ店〉の厚揚げなど酒肴も隙ナシ。

歌舞伎座裏 まさし | 東銀座
1988年に開いた下北沢のバーを出発点に、現在は〈並木橋なかむら〉等の和食店を手がける中村悌二さん。今や系列店は8軒を数え、渋谷〈高太郎〉、門前仲町〈沿露目〉など、人気店の店主を多数輩出する。今年もOBが続々独立。同じ師に学んだ新星の注目店へ。