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ジャ・ジャンクー

中国の急速な変化は何を生んだのか?

ジャ・ジャンクー監督の新作『罪の手ざわり』は、近年の中国で実際に起きた4つの事件を題材に、そこで罪を犯した人々の孤独や悲しみに迫る問題作。驚くのは、ドキュメントタッチの映像に定評のあったジャ監督が、今回大胆にバイオレンス描写を取り入れたことだろう。 ジャ・ジャンクーはどうして変わったのか? 共に1990年代半ばに監督デビューし、国際映画祭などを通じてアジアを牽引してきた是枝裕和監督と語った、暴力の

現代の中国映画を代表するマエストロ。|ジャ・ジャンクー

 ゼロ年代の中国映画を主導し、新境地に挑んだ最新作『罪の手ざわり』ではカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー監督。だが、ここ数年の経済的な繁栄を背景に、大きく変わりつつある中国の映画マーケットには不満も多い。「商業映画を撮ろうとする若者が増え、クリエイティブな作品にあまり関心がないんです。国際的な視野を欠き、作る映画はステレオタイプなものばかり。“そんなことを言ってるから、お前の映画には