キーワード

ゴダール

天井から音が降り注ぐ!? 迫力の映画観賞を初体験。

桜の開花前線が東京に到着した3月末、六本木のイベントスペースで2日間にわたり『パナソニック AIR PANEL LED THE SOUND Presents 「BRUTUS座 feat.キノ・イグルー」vol.3』が開催された。「AIR PANEL LED THE SOUND」とは、パナソニックのスピーカー搭載LEDシーリングライトのこと。これを使って“移動映画館”ことキノ・イグルーがセレクトした

日本人のプログレ愛、 そしてフェリー来日。

キング・クリムゾンはこのところ来日コンサートを全国津々浦々でおこない、プログレ・ファンにとってベンチャーズ化現象が話題だ。ロバート・フリップの元気なこと。ファン層は高齢化したが、英国プログレを支えてきたのはわが日本という自負が大枚をはたかせるのであろう。クリムゾン初来日公演(1981年)のときのパンフレットで、ロッキング・オンの渋谷陽一氏と対談したが、あれからもう40年近くなるのか……。パンフもど

映画は現場の共通言語だから、 カントクが「観てない」は恥。 | 入江 悠 (映画監督)

『SR サイタマノラッパー』で注目を集めてメジャーデビューした入江悠監督。29歳の時にWOWOWドラマ『同期』の監督に抜擢された際、役者もスタッフもベテラン層に囲まれ、プレッシャーは相当なものだったとか。「せめて“自分の方が映画を観ているぞ”という自信がないと、現場に入った時に気持ちで負けると思って、撮影準備として、ひたすら映画を観まくりました。例えば、竹中直人さんが休憩時間にポロッと言った映画は

稲垣吾郎

雑誌『anan』の連載「稲垣吾郎シネマナビ!」や、TV番組『SmaSTATION!!』のコーナー「スマムービー」などで、幅広いジャンルの映画を観て、評論や解説をしている稲垣さん。しかし実は仕事で追われるように映画を観ているため、古い作品やいわゆる「名作」といわれる映画はあまり観ていないという。
「『anan』の連載は、編集部の方が作品を選んでくれるんですが、単館系のヨーロッパ映画など、ちょっとニッ

アニエス・ヴァルダが語る、最愛の夫にして監督、ジャック・ドゥミ。

  今回の特集上映『ドゥミとヴァルダ、幸福についての5つの物語』で公開される『5時から7時までのクレオ』と『幸福~しあわせ~』は、あなたの初期の監督作です。映画を撮り始めた頃、あなたが大事にしていたのはどんなことですか?
アニエス・ヴァルダ 単に物語を語るのではなく、どのように語るかということがとても大事でした。『~クレオ』では主人公の過ごす時間がリアルタイムで流れていきます。観る人に映画を体験し

フランスの新たな鬼才。それは—。

 ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール、レオス・カラックス、アルノー・デプレシャン……類い稀な才能とカリスマ性を持つたくさんの映画監督を輩出してきたフランスから、久々に注目の鬼才が現れた。それがギヨーム・ブラックだ。しかしこのブラック、これまでに発表した作品は一つの短編と一つの中編のみ。なのだが、その中編『女っ気なし』が本国でロングランヒットし、昨年日本でも熱狂

酒場と父親。|ホンマタカシ

 子供の頃、父親が酔っぱらうのを見るのが嫌だった。父親は商売を終えて夜、家のリビングでサントリーオールド(ダルマという愛称で呼ばれていた)のロックか水割りを飲むのが好きだった。別段、酔って暴れるとか絡んでくるというわけではなく、ただ1人でユックリと晩酌をしているだけだった。父親は顔が普通の人より長く、映画の斬られ役が集まった悪役商会のメンバーのようなちょっとドスがきいた顔をしていた。そんな父親の顔