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World Antiquarian Book Plaza

絵本『ムーミン』シリーズの初版から文化財級の稀覯書まで、古い洋書に用がある時、力になってくれるのがこちら。値段は上を見ればきりがないが、個性的な蔵書票や、美しい挿画入りの書物の一葉など、思わぬプチプライスで入手できるものも少なくない。わからないことは専門知識を持つ親切なスタッフが教えてくれるので、ふらっと覗いてみてほしい。

ビッグメゾンも熱視線。触覚的なスティル・ライフ。

 シェルテンス&アベネスは、公私ともにパートナーであるモーリス・シェルテンスとリースベス・アベネスによるアーティストユニットだ。雑誌のエディトリアルから、エルメスやメゾン・マルジェラ、バレンシアガといった世界中のブランドとのコミッションワークまでを手がけ、オランダのファッションフォトシーンを牽引するカップルとして知られている。

 2001年の結成以来、静物をモチーフとしたコンセプチュアルな写真作

気鋭の写真家が作り出す、つじつまの合わない展示空間。

 銀座のガーディアン・ガーデンが主催する公募展の入選者たちの、その後の活躍を紹介する展覧会シリーズ『The Second Stage at GG』。その50回目として、現在、写真家・横田大輔の個展『Room. Pt. 1』が開催中だ。

 横田は一貫して「記憶と現在」「イメージと現実」など対照的な物事の関係性を、荒々しくも繊細な作風で表現してきた。その作品は、第2回写真『1_WALL』グランプリ(

これはパーカ? シャツ?

トラッドのDNAを残しながらストリートの要素を加えた〈トム ブラウン〉のシャツパーカはジッパーと飾りボタンを並べた、創意に富んだデザイン。定番のオックスフォードシャツを基本にしているので、クラシックな佇まいを崩すことなくカジュアルに仕上がっている。前立てのパイピングや大きめのカフスには、お馴染みのトリコロールを配して。シャツ71,000円(トム ブラウン/トム ブラウン 青山☎03・5774・46

緑の森を散歩しながら地元客の通う店まで。

玉川通りの向かいにひっそりと立つ骨董店。李朝や日本の陶磁器をメインにオランダのデルフト焼など西欧のものも揃え、時代は14〜19世紀が中心。染付皿や向付、杯、花器など30代の若き店主が見立てる品は、どれも道具としての美しさが宿る。価格帯も数千円〜と手の届くものが大半。鑑賞用の美術品だけではない、実際に使う喜びに出会える店だ。

ヒエロニムス・ボス映像。

 ここ10年ほど、ヒエロニムス・ボスの怪物フィギュアを収集しています。ボスはルネサンス期に、画面中が異形の怪物で埋め尽くされる異端の宗教画を残した、謎多き芸術家。その奇怪で幻想的な作品は、後のクリエイターに影響を与え続けています。かくいう僕も、ボスフィギュアを並べた棚をボーッと眺めながら映像のアイデアを出しています。そんなボスの代表作「快楽の園」に動きをつけたBuckethead「Spokes f

お金のいらない時代が やってくるとしたら。| 伊藤直樹×山口揚平

僕たちの会社ではデジタルを使って人の体験をデザインします。「未来の体験を社会にインストールする」ことが社是なんです。シェアリングエコノミー(*1)が進む世の中でモノや情報をやりとりするとき、分散型でそれぞれ台帳管理ができて、セキュリティを保ちながらP2P(*2)通信が可能なブロックチェーンは革命的だと思いました。社会で動かすものを実際につくるという意味で、自分たちでゼロからビジネスモデルを考え、デ

ナンパもダンスも団欒も。

浮世絵のルーツは庶民の日常を描いた風俗画だ。踊り、祭礼、遊郭に興じる町衆たち。実は平安の絵巻にも風俗描写はあるのだが、独立した絵として描かれるようになったのは戦国時代が終わる頃から。踊りなら踊り手をズームアップし、遊里なら親密な空気や猥雑な会話も伝わるようなフレーミングで。非情の世に隠れていた人間の愛すべき営みに目を向けてみたら、意外と絵になった、ということだろう。ほかにも、宴や歓楽の様子を肯定感

Bar Private Pod

8年前、「自分たちの世代が気軽に行けるバーを」と、地元・経堂に店を開いた石村正樹さん。が、激戦区で勝負したいと、2016年には新宿に2号店を出店。17年はオランダ〈ルーカス・ボルス〉社主催の国際的なカクテルコンペティションに出場し、ファイナリストとしてアムステルダムで開催された決勝大会にも出場した。
 モダンガストロノミーの技法なども取り入れたミクソロジーカクテルとの出会いが石村さんの転機になった