
石塚元太良
アラスカの海にカヤックで漕ぎ出し、数週間かけて撮影を行うなど、壮大なスケールで活動を行う石塚元太良さん。「お金とはうまく付き合えてません」と言うけれど、世界を飛び回って作品を発表するにはどうしたってお金がかかると思うわけで。
「言われてみれば確かに。年に2回はアラスカに長く滞在していますから、どうにかやりくりしているんでしょうね」と、まるで他人事。本当にお金に頓着しない人なのだろうか。
「子供っ
アラスカの海にカヤックで漕ぎ出し、数週間かけて撮影を行うなど、壮大なスケールで活動を行う石塚元太良さん。「お金とはうまく付き合えてません」と言うけれど、世界を飛び回って作品を発表するにはどうしたってお金がかかると思うわけで。
「言われてみれば確かに。年に2回はアラスカに長く滞在していますから、どうにかやりくりしているんでしょうね」と、まるで他人事。本当にお金に頓着しない人なのだろうか。
「子供っ
「東京での仕事は忙しかったけれど、本当に行って良かった。何が良かったかって? それはね、私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと……」
『旅をする木』で星野さんと一緒に旅した女性の言葉。じつは私にも同じような記憶があります。
Mr.Childrenのアルバムジャケットを手がけていた時、ある曲を聴いてクジラの
星野道夫とほぼ同世代であり、親しく付き合いながら同じネイチャーフォトと呼ばれる分野で活躍を続けてきた写真家の今森光彦。遠いアラスカの大自然と身近にある里山という、まったく違った対象を追いかけながら、志に同じものを持ち、互いに意識し合ってきた2人の軌跡を、今森が追憶とともに語る。
写真家の石塚元太良は毎年冬が明けるとアラスカへ向かう。ある時はカヤックで流氷の間を、ある時はゴールドラッシュの遺構を探しに。今年は小型機で直接氷河の目の前に降り、普段より贅沢なキャンプを楽しむ、はずだった……。
米・アラスカ州に魅せられた写真家・石塚元太良と編集者・井出幸亮がアラスカガイド『アラスカへ行きたい』を出版。その刊行を記念して、同じく写真家と編集者のコンビで本を作るチームであり、アラスカ経験もある野川かさねと小林百合子がその「最果ての地」の魅力を語った(石塚はアラスカ滞在中のため、Skypeで参加)。
トマージ・ディ・ランペドゥーサ、訳:小林惺/シチリアの貴族であるサリーナ公爵は、統一戦争の最中、改革派の甥と新興階級の女性の結婚を許す。滅びゆく貴族の伝統を格調高い文章で記した名作をイタリア語原典から翻訳。岩波文庫/940円。