キーワード

東京物語

蓬萊屋

かつは絶対ロース? ふふ、何を言ってんだか、ヒレに決まっているじゃないか。はいはい、ヒレかロースか議論は置いといてこちら〈蓬莱屋〉は大正元(1912)年創業。上野松坂屋の脇の屋台からスタートし、昭和3(1928)年、現在の場所に移転した。先代の山岡吉孝さんは先々代の娘さんの婿養子だった。
〈蓬莱屋〉は創業当初から、ヒレカツ一本に絞って展開してきた。使ってみてほしいと肉屋が持ってきたヒレ肉をカツにし

原節子さんを観ていると、そこに小津監督の顔が浮かんできますよね。

『もらとりあむタマ子』で前田敦子さん扮するタマ子は、「ダメだな、日本は」とかぶつくさ言いながら、日がな食べて寝て漫画ばかり読んでいる自堕落な女の子。しかし、父親に再婚話が持ち上がると、それまで気づかなかった父への思いに戸惑いを見せる。まるで原節子扮する紀子が、『晩春』で笠智衆扮する父に複雑な思いを抱くように。
 山下敦弘監督と、大学時代からコンビを組む脚本家の向井康介さんと一緒に、小津映画のことを