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細野晴臣

2015年4月16日 特集・松本隆企画会議議事録

今年は松本さんの作詞活動45周年で、6月にはトリビュートアルバム『風街であひませう』がリリースされ、8月にははっぴいえんどの仲間だった細野晴臣さんや鈴木茂さん、ほか大勢のアーティストが出演して松本さんの詞を歌うコンサート『風街レジェンド』が開催されると。そこで僕らも、松本さんが書いた詞を改めて見つめ直し、言葉とともに松本隆という作詞家の人物像に迫る特集をしたいと思ったわけです。

青葉市子|自分の姿勢を崩さず、快進撃を続ける妖精。

 ガットギターを中心にした演奏に、囁くような歌声。デビュー作『剃刀乙女』(2010年)で多くの音楽ファンを魅了した青葉市子。
「当時はまだ地元の京都にある大学へ通っていました。ある日ライブの動画を見たという方から“次のライブはいつですか?”と連絡をいただいたんです。それがミクシィ経由で届いて。その頃は、知人以外で私を見に来る人などいなかったので、警戒しつつ(笑)。それが実は後に所属する事務所の方で

鮮やかに蘇る、1960〜70年代の東京風景。

 1968年10月26日。細野晴臣(21歳)、松本隆(19歳)、野上眞宏(21歳)の3人は、目白にある野上の実家でグダグダとしながら朝を迎えた。その前夜、細野と松本はバーンズというアマチュアバンドで青山のディスコ〈コッチ〉の"箱バン"を務め、細野の同級生だった野上はその演奏を聴きに行っていた。徹夜明けの朝、東京はめずらしく靄が立ちこめていた。野上はふと引き出しにしまったままのニコンFを取り出し「写

テーマ〈続・秘密〉

宮沢 興味があると過去のことに遡るじゃない? 好きなミュージシャンのことを調べて、「ああ、ここに黒人音楽があったのか」って探るのが面白いと思うんだ、僕なんかは。秘密を見つけたような楽しみがあるから。でも若者たちは遡らないっていう話を聞くよね。
やつい 1曲ダウンロードするだけで、アルバムを聴くことがないですよね。
宮沢 でもそれは、アルバムの歴史が短いからっていうこともある。レコードが普及する前は