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登場人物

大前粟生『回転草』の綾小路(回転草)

名前:大前粟生『回転草』の綾小路(回転草)

症状:家から笑い声が聞こえてくる。(中略)家庭の光が漏れてきて、僕に染み込んでくる。これから先、僕がこの光を直に浴びることはない。

備考:『たべるのがおそい』で反響を呼んだ表題作ほか、小説家デビュー作となった「彼女をバスタブに入れて燃やす」など、受賞作を含む全10作。書肆侃侃房/1,500円。

コントだけじゃない、やっぱり小林賢太郎が面白い。

小林賢太郎といえば、ラーメンズの、あのシュールな独特のコントを真っ先に思い浮かべるかもしれない。2016年には自身率いるコント集団〈カジャラ〉を立ち上げ、現在4回目となる公演『怪獣たちの宴』が全国を絶賛巡演中だ。とにかく笑える2時間が過ごせるのでぜひ足を運んでみてほしいのだが、会場では上演台本が販売されているのも面白い。その前書きには、「コントや演劇のトレーニング器具として活かしていただければ嬉し

大前粟生『私と鰐と妹の部屋』の私

名前:大前粟生『私と鰐と妹の部屋』の私

症状:名前って自分でつけたいよね。私も私の名前は私が決めたかった。そしたらさあ、アクマとかにする。ふふ。私の名前はアクマ。試験管から生まれたアクマです。

備考:右目からビームが出て止まらない妹、こっくりさんと暮らす、忍者の私などを描いた表題作含む不思議な手触りのショートショートが全53編。書肆侃侃房/1,300円。

今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』の私

名前:今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』の私

症状:ありがとうございました。おいしくいただきました。
長年ここでレジの番をしているけれど、どちらも初めて耳にした言葉だった。

備考:平凡な日常、見慣れた風景が、小さなきっかけで転換し、変容し、運ばれていく。不器用な「私たち」の物語。書き下ろし含む全6編を収録。角川書店/1,400円。

町屋良平『1R1分34秒』のぼく

名前:町屋良平『1R1分34秒』のぼく

症状:なにがわかる。おまえになにが?(中略)ワンツーを打てないボクサーのなにが? いつまでも右ストレートに脅威のないボクサーでいるぐらいなら、死んだほうがいい。

備考:自分の弱さ、その人生に厭きていたプロボクサーの主人公。駆け出しのトレーナーとの日々が心身を、世界を変えていく。2019年、芥川賞受賞作。新潮社/1,200円。

プロデューサーとファンが分析 足さばきや体重移動、滑らかな動きはリアルに匹敵。

『ユーリ!!! on ICE』(以下『ユーリ!!!』)の制作に関わる以前は、フィギュアスケートはテレビで少し観る程度。山本沙代監督と、久保ミツロウ先生がフィギュアスケートの熱烈なファンでもあるので、2人に教えてもらいながら作っていきました。「フィギュアスケートのシーンは一切妥協したくない」という山本監督の強い意志のもと、多くのフィギュアスケート関係者のご協力を仰ぎました。それだけに、中途半端なもの

歴史、グルメ、アイヌ文化、“全部盛り”冒険活劇。ゴールデンカムイ

週刊ヤングジャンプ連載中で、単行本は既刊16巻、累計900万部を突破した大人気漫画が原作。スリリングなアクションと数々の謎を軸に、アイヌ文化、歴史、狩猟、グルメ、変態(!)などの、多彩な要素が入り乱れる“和風闇鍋ウエスタン”。
 
明治時代後期の北海道。激闘の日露戦争での戦いぶりから“不死身の杉元”との異名を持つ元陸軍兵の杉元佐一は、ある目的を果たすために一攫千金を目論み砂金を採っていた。ある日、

さらに広がりを見せるFateの世界観。

『FGO』こと、『Fate/Grand Order』の勢いが止まらない。2015年のリリースから4年目に入った今も、ファンを魅了するスマートフォンゲームだ。

マスターが英霊をサーヴァントとして召喚し戦う、という『Fate/stay night』の基本的な世界観は踏襲しているものの、ストーリー自体は独立した設定だ。

主人公であるプレイヤーは、人類史の観測・保持を目的とした組織〈人理継続保障機関・