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ロンドン

コパカバーナでは、シナトラが歌ってたんですよ。|デヴィ・スカルノ(第三回/全五回)

 東芸プロに入るとお金もかかるし、母と弟の心配もしなきゃならない。教養を身に付けるために、お花は草月流、日舞は花柳流。すごくお金がかかるんです。国際人クラブで歌手をしていたチキータと知り合って、その紹介でアメリカ人のお友達ができて。ある日、赤坂のコパカバーナに行くんです。そこのマダムはチェリーママというすごく有名な方。フランク・シナトラとも友達だった。国際的で並外れた人でしたね。数回訪れるうちに「

長谷川踏太が、アートとのユニークな接点を作る理由。|『盗めるアート展』

 モノを盗んでいい。しかも、普段は触れることもままならない、守られる存在である美術作品を。そんなある種の“異常状態”に身を投じられる『盗めるアート展 − Stealable Art Exhibition』が品川のsame galleryで行われている。

 その名の通り、展示作品を盗み、持ち帰ることができる本展。「アートと観客の関係をいつもと違った形で結んでみる実験ができないか」  そう考えていた

【今夏公開】グラフィックデザイナー大島依提亜さんと語り合うウディ・アレン映画の魅力。

ウディ・アレンの映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』が今夏日本で公開される。ティモシー・シャラメやエル・ファニング、セレーナ・ゴメスら若手がこぞって出演するも、#MeToo運動の高まりとともにアレンの過去の疑惑が再燃、アメリカでは公開中止となってしまった“話題作”。なんだかめんどうな映画だなと思うかもしれないが、本作はニューヨークを舞台としたラブコメディ。ウディ節全開の楽しい作品なのだ。という

Function 9, 4 (2018)|クロエ・ロッサー

 体というのは面白いですね。頭と四肢を内側に折り畳んでしまうと、もう上も下もどうでもいいような形になってしまいます。上の写真は、ロンドンを拠点に活動する写真家クロエ・ロッサー(1991~)の作品。2つの体が重なり合って不思議なバランスを保っています。誰かとこんな形になったことはありますか? 子供の頃に兄弟とふざけ合って、彼女とセックスの時に……なんて人もいるかもしれませんが。さて、今般の外出自粛の

ザ・ウィークエンドのその曲、まんまa-haやないかい!

 3月の頭から週に5日ほど大体7㎞くらい走るようになって。スマートフォンに入れたNIKE RUN CLUBってアプリで距離や速度を測りつつ、BOSEのワイヤレス・イヤフォンを装着、Spotifyを聴きながら走る! いわゆる「ダイエット」というよりも「好きな音楽聴きながら走る」行為自体が気持ち良くて「サウナ」みたいな感じでハマってしまいました。

 で、よく聴くのがザ・ウィークエンドやサンダーキャッ

ビートからポップ・アート、W・バーマン再発見。

 この連載コラムの前担当者M(現『ポパイ』編集長)のメールでの質問が、おおげさでなくウイルス禍で引きこもった一老人の孤独な環境に劇的な知的刺激をもたらすことになった。これまで数十年かけて集め、わが家で散乱状態にある情報をすべて適所に配置可能にする人物との遭遇であった。Mのメールはこうである。

「まだ息してます? よかった。ところで、ウォレス・バーマンって知ってます?」

「だれだよ? ……まてよ