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モードを駆け抜ける、スニーカーたち。

パリ・コレクションに集まる人々にとってのスニーカーのトレンドは、ダッドシューズから始まっている。この人気はファッションから生まれた波に、スニーカーヘッズがうねりを起こし、ビッグウェーブになった。ヘッズとはヘッドの複数形で、接尾語として用いられる場合は中毒的に熱狂している人を表す。手に負えないといったネガティブなイメージを与える言葉だが、依存症気質な彼らのコミュニティが拡大するにつれて、トレンドが大

時に自分を俯瞰して、 客観視することは、 仕事場でも装いでも、 同じく非常に重要です┃前刀禎明 リアルディア代表取締役社長

2004年、《iPod mini》を大ヒットさせ、アップルを復活させた立役者、それが前刀禎明さんだ。当時、アップル米国本社のマーケティング担当副社長 兼 日本法人代表。現在は07年に立ち上げた自身の会社、リアルディアで、創造的知性を磨いて自己改革を促すための事業を展開する。
「その手段の一つとして、プレイ、クリエイト、シェアを基本コンセプトにしたスマホアプリを開発しました。まずはゲームに挑戦し、頭

靴墨が招いた決定的瞬間。

 いまから50年前の1969年、ニューヨークのテレビ局がこんな天気予報をした。

「マンハッタン、晴れ。ところにより紙吹雪」

 これはメジャーリーグのニューヨーク・メッツが優勝し、5番街をパレードした時に、ビルから盛大に紙吹雪が舞ったことをユーモアを交えながら予報をしたというわけ。こういうアメリカのセンス、大好きです。

 メッツはそれまでどうしようもない弱小球団だったのだが、いきなり優勝したの

劇場型のカウンター。

素材の持ち味がダイレクトに伝わる薪焼き肉に魅せられて。

炎が燃え盛る薪窯の前で肉を盛り付けているのが、オーナーシェフの田窪大祐さん。最初に開いた広尾〈リストランティーノ バルカ〉の後、〈アーリア ディ タクボ〉そして〈タクボ〉と、店は2度の移転&改名を。いずれの店にもカウンターはあったが、コンセプトはその都度変えてきた。ここでは、薪で焼いた肉がメニューの主役。信頼する生産者が育てた肉がクライマッ

chapultepec #3(2003)|マリアナ・カスティーリョ・デバル

 あらあら皆さん、花見は大いに盛り上がり飲みすぎでもしたのでしょうか。公園の芝生の上でこぞって昼寝と相なったようです。が、「そろそろ起きて片づける時間ですよ〜」と体をゆさゆさ揺すっても、一人として目を覚ます気配はありません。……ハッ。もしや寝ているのではなく、死……ん……⁉ そんな一場面を捉えたこの作品。タイトルにある「チャプルテペック」とは、メキシコシティにあるチャプルテペック城を中心とする公園

ケン・リュウ『紙の動物園』のぼくと母

名前:ケン・リュウ『紙の動物園』のぼくと母

症状:母さんが中国語で話しかけようものなら、ぼくは返事をしなかった。(中略)やがて、母さんはぼくがそばにいるときには、まったく話さなくなった。

備考:中国生まれ米国育ちの著者によるSFファンタジー。中国移民の母子の心の断絶を描いた表題作は2011年史上初の3大SF文学賞を制す。全7編。早川書房/680円。

描かれるのは、少年から大人への瑞々しい成長と心の機微。

 日本では、ティーンエイジャーを描いた映画といえば、「壁ドン」や「顎クイ」といった言葉に象徴される「胸キュン恋愛映画」が主流だが、アメリカでは、そうした少年少女が、ある出来事や事件を通して、子供から大人へと成長するイニシエーション(通過儀礼)を描いたものが多い。日本ではまだ馴染みがないが、そうした映画をアメリカでは「カミング・オブ・エイジ・ムービー」と呼んでいる。『スタンド・バイ・ミー』や『あの頃