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日本の伝統

【いつか行きたい、ニッポンの祭り】ダンスミュージックを求め、世界中を旅する音楽ライター・大石始が解説する。

ぼくはここ10年ほど、音楽ライターとして活動する一方で、日本各地の盆踊りや祭りを巡っている。各地を訪れるたびに「日本列島にはこれほどまでに豊かな音楽文化が息づいていたのか」と驚かされてばかりいる。会場の熱狂をコントロールする音頭取り。タイトなグルーヴを叩き出す太鼓奏者。そこでは踊り手たちが踏み鳴らすステップでさえもグルーヴの構成要素となる。

だが、盆踊りや祭りに渦巻く音楽的なおもしろさは、案外音

EAST END WHITE ~coffee~ ●東京/東久留米

1950年代アメリカのモダンジャズが流れ、ビートニクの詩人アレン・ギンズバーグの作品が書棚を飾る店内。焙煎室で店主・志藤雄一さんが操るのも昭和の遺産、通称“ブタ釜”と呼ばれる直火式ロースターだ。「火力の調整などすべてが手動。時代遅れな機械だけど、手間がかかるからこそ自分の作品になります」。深煎りブレンドに力を入れるのも、日本の伝統的な喫茶文化に敬意があるから。「NAGI(凪)」は尖りある苦味のあと

オリジナルのTシャツ、キャップ、エプロン ティンバークルー●木材加工業

 パンツや靴以外はすべてオリジナルのユニフォームで揃えたティンバークルーのスタッフたち。生地のオンス、体を動かしやすいシルエット、ポケットの位置や深さまで、必要なスペックを突き詰めたものを着用している。年を追うごとに、自分たちの仕事に最適なユニフォームが増えているというが、営業を務める赤圡善尚にその細かな経緯を聞いた。

「会社設立から3年目に、オリジナルのTシャツを作ったのが始まりです。木屑を通

毎日の家庭料理から大切なことを学んだ。|土井善晴

料理研究家としてテレビや雑誌などで活躍する土井善晴さん。父の土井勝さんも同じく料理研究家で、家庭料理家の祖と呼ばれている。勝さんは「おふくろの味」ということばを生み、旬のおいしさと家庭料理における日本の伝統的な暮らしの大切さを伝え続け人気を博した人物だ。
「父は子育てに関して放任主義、というより家のことは母任せで、自分は忙しくて構っていられなかったんだと思います。勉強しろとか、仕事を手伝えとか言わ

REINTERPRETATION|新しい定番、未来のヴィンテージ。

日本の伝統工芸には、古くから“写し”という文化がある。過去の名品の形や模様などになぞらえた、作品制作のこと。かの北大路魯山人も、江戸時代の陶工・尾形乾山や桃山時代の陶磁器の写しを数多く作っている。それは、模倣や贋作などでは決してなく、優れた先人へのオマージュであり、自らの力量による再解釈。近年の腕時計デザインも、まさに写しが大きな潮流となっている。むろん他社の過去のモデルを規範としているわけではな

色や香り、音で驚きと楽しさを! 革新の料理で銀座から世界を目指す。

イタリアの名だたるリストランテで修業を重ねたのち、コペンハーゲンの〈ノーマ〉へ。そこで、フードロスやサステイナビリティへの取り組みにも感化され、強い思いを抱くようになったという能田耕太郎さん。紆余曲折を経て自身の方向性を見出し、シェフに就任したローマ〈ビストロ64〉での活躍ぶりは海を渡り、日本にも届いてきた。
「今の時代、世界を目指すならば、チャレンジし続けなければならない」と、東京銀座資生堂ビル

12星座をダイヤでデザイン。

LAを拠点とするジュエリーブランド〈スピネリ キルコリン〉から新作チャームが登場。シルバーで作られた球体には、それぞれ12星座の形にダイヤが埋め込まれている。ゴールドのチェーンを合わせて、よりラグジュアリーなムードに。ネックレスチェーン330,000円、チャーム各104,000円(スピネリ キルコリン/サザビーリーグ☎03・5412・1937)