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フェリーニ

評伝と一緒になった、リンチの自伝が発売

 他人(クリスティン・マッケンナ)の書いた自分の〈評伝〉と、自分自身が書いた〈自伝〉を交互に組み合わせた、いってみれば隣接ジャンルのカップリングという、知る限りでは初めての試みがイギリスのキャノンゲイトから刊行された。デイヴィッド・リンチ『RooM to DReaM(大文字小文字は表記のまま)』である。分身テーマ好きなリンチのひとつの分身ごっこと捉えていいかもしれない。
 自伝部分には、自伝しか語

自分の表現の可能性だけが面白いのかもしれない。|宇野亜喜良

 1960年代は女の子の眉毛をほとんど描かなかったですね。目が持ってる情感で絵が成立するっていうか、リアリズムではなく女性を描こうとしたんでしょうね(笑)。それ以前からそんな女性を描いてましたが、フェリーニの映画なんかを観るとそういうメイクだったりしますよね。眉潰しちゃったりとか。で、実際自分の眉を剃り落としたことがあって。フェリーニっぽく造形的なアクセントではなくて、立体感が日本人でも多少出るか