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1978年

[話題の演劇] 演劇がコラージュ作家に与えたもの。『消しゴム山』

「Summer Fiction」などの代表作で知られ、コラージュの手法を拡張し続ける金氏徹平は、岡田利規との演劇『消しゴム山』の準備中。佳境を迎えてもなお最終形は見えず。「物のための舞台。非常にわかりにくいことをやろうとしています」。2011年、同氏との初の共作が転機となり、演者や言葉、照明の技術、劇場空間の仕組みまで、コラージュの素材が一気に広がった。とはいえ「演劇で得たものを彫刻にどう戻すかに

表現の前提は、身の丈に合った日々の生活。|しまおまほ

独自の視点で切り取るエッセイやイラスト、ラジオ出演など、多方面で活躍するしまおまほさん。写真家の島尾伸三さんと潮田登久子さんを両親に、『死の棘』で知られる作家の島尾敏雄さんと、作中に登場する妻のモデルであり作家でもある島尾ミホさんを祖父母に持つ。
「父からよく言われていたのは“普通が一番”ということばです。私が小学生だった頃、父がテレビや雑誌に出ることがあって、それを自慢してたんです。でも、父はそ

町田裕一〈ザ・ヴィリディアン〉営業|私の珍奇植物コレクション。

6年前から植物にハマり、なんと所有数は約800体。今では、栽培品種登録を目標に、温室ハウスを新設するほど植物にのめり込んでいる。中でも、町田裕一さんを夢中にさせたのがディッキア。「先日数えたら、ディッキアだけで600体ほどありました。どれも色や形が異なるので一つ選ぶのが難しいですが、石造りの彫刻のようにほぼ白く染まったディッキア'グレート ホワイト'は、眺めていて惚れ惚れします」。ディッキア エス

ワッフルソールの起源は ある日の朝食!?

オレゴン州で開催された五輪の陸上予選期間中に発表された「ムーンシュー」。ブランドの創設者の一人であるビル・バウワーマンが、ワッフル焼き器からヒントを得て、滑りにくさと衝撃吸収性を兼ね備えた“ワッフルソール”を開発! 後に様々なモデルに採用されたこの凸凹ソールだが、そのオリジンがほかでもないこのモデル。

大学教授が分析 ヒップホップカルチャーで読み解く『ヒプマイ』。

「ここ10年ほど、キャラクターコンテンツとヒップホップの相性はいいんじゃないかと考えていました。まず、アイドルを主人公にした音楽ゲームや、声優さんをアイドルグループとしてデビューさせることが一般的になり、キャラクターを打ち出すために、ほかのメディアと並行して展開することが増えてきた。中でも、CD作品では、歌はもちろん、ドラマなどを収録し、キャラクターの声や特性、ストーリーなど、ゲーム内では詳しく説

散歩中に見つけた花と自作の花瓶。| 坂口恭平

「自分で作った花瓶に、銀座の花を生けるよ」と、本誌編集部のある銀座周辺に咲く花を使うという、驚くべき提案をしてくれた坂口さん、「銀座の花」とはこれいかに。取材当日、半信半疑の取材班の前に「ほら、あったでしょ」と携えてきたのは、何と「野イチゴ」と「ジンチョウゲ」。まさか銀座の片隅に、イチゴが実をつけているとは。

「少し歩いたらすぐ、道路脇にひっそり咲いていたのを見つけたよ。気分が良くなると、いつも

金属を自在に操る彫刻家。

1915年イタリア生まれ。15歳の時にアメリカに移住し、デトロイトで学んだ後、クランブルック美術大学の金属工房でジュエリーや金工を教えた。43年から、同校で知り合ったイームズ夫妻のデザインスタジオの一員として、成形合板やワイヤーを用いた椅子の開発で重要な役割を果たす。52年、フローレンス・ノルに依頼され、〈ノル〉のためにワイヤー製の家具シリーズを発表。大ヒット商品となるが、以降は彫刻家としての活動