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1984年

溶けるように柔らかく、どことなく不安。|水尻自子『不安な体』

監督・絵コンテ・アニメーション・編集:水尻自子/音楽:本田ゆか/シャープペンシルの芯、ささくれを剥がすセロハンテープ……。丸みを帯びた指先や滑らかな生き物と、それを脅かすような日常的な人工物という異質なもの同士が生み出す新しい感触を描いたアニメーション作品。7月6日から始まるカンヌ国際映画祭「監督週間」にてプレミア上映が決定。国内では、水尻の故郷・青森県十和田市現代美術館『インター+プレイ』展にて

猫がいてよかった

きっかけは、女房がペットショップで、狭い檻に入れられて売れ残っていた大きな猫を見て哀れに思ったこと。彼女の切実な願いもあり、翌日家へ連れて帰り、語感の良さから「ブン」と名づけました。15秒以上は抱かせてくれないし、肉食獣なのに大根の葉や小倉餡が好物。その気ままさから、猫族には一般論が通用しないとわかっていたので、昨年のドラマ『きょうの猫村さん』の猫の家政婦役にも自由に向き合えました。

まつしげ・