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1984年

唯農(小豆豆)

地元の若者が小さい頃から通い続け、台南の味と熱く語る店がある。それが1984年創業の鍋焼意麺の超人気店。台南の意麺は揚げ麺なのが特徴で、これを煮込んだものが鍋焼意麺。この店は海鮮をベースにした優しい味わいのスープが特徴で、初めて食べても不思議に懐かしいおいしさ。これを老若男女がペロリと平らげ、食後は皆かき氷を注文する。聞けばご主人、実は地元の有名かき氷店〈莉莉水果店〉(p.68)の店主と兄弟とか。

植本一子

若手の登竜門といわれる「写真新世紀」に19歳で入賞し、写真家として活躍する植本一子さん。昨年出版した著書『かなわない』、続く『家族最後の日』で家族についての赤裸々な想いを綴り、新しい日記文学の書き手としても注目を浴びている。
 日記を始めたのはブログがきっかけ。当時夫である24歳年上のラッパーECD(石田さん)の月収は16万5000円。2人の娘を抱えながら生活を切り盛りする日々を家計簿とともに綴っ

沈黙の芝居に、限りない創造性を秘めて。|GASPARD ULLIEL

昨年のカンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『たかが世界の終わり』は“早熟の天才”グザヴィエ・ドラン監督による新作。短い余命を告げるため、長年疎遠だった家族のもとを訪ねる寡黙な主人公に扮したギャスパー・ウリエルは、撮影を振り返って言う、「グザヴィエには明確な意志があったんだ」と。「それは観客一人一人が自分の家族について、自分の傷について考えられる、鏡のような作品を作ること」。沈黙の中に限りない創造性を

403architecture [dajiba]彌田 徹/辻 琢磨/橋本健史

 ワークショップに呼ばれたのがきっかけで浜松に移り住み、事務所を開いた403architecture[dajiba]。取り壊されたビルのブラインドや住宅の天井材、不要になった輸送用パレットで壁や床を作るといった「マテリアル・フロー」(素材の流動)の手法で注目を集めた。彼らのもう一つの特徴はそれまでとは違う人とのつながり方で仕事を進めていること。街の人やユーザーに施工に参加してもらったり、職人に直接

監督からミュージシャンへ転身⁉ 映画界を走り続けた園子温が20歳の自分へ原点回帰。

映画監督の園子温がバンドデビューするというニュースが流れ、世間を少し騒がせている。対バンを申し込んだのはシンガーソングライターの石崎ひゅーい。2人の出会いは昨年。園が手がけたドラマ、『みんな!エスパーだよ!』のエンディング曲を石崎が書き下ろしたことから始まった。ライブでお披露目となる園のバンド〈レボリューションQ〉は、20
15年公開の『ラブ&ピース』に出演するバンドのようだが、映画のストーリーは