キーワード

デュシャン

ウォレス・バーマン 逮捕(前回の続き)。

 アメリカの1950年代、60年代にロサンゼルス、サンフランシスコと西海岸で活動し、事典的にいえばビートからポップ、ジャズからロックへの移行期を鋭く厳密な姿勢で生きた(プロのギャンブラーでもある)アーティスト、ウォレス・バーマンは、しかし、生涯1回しか商業ギャラリーでの個展をやっていない。そのわずか1回の個展(1957年)もオープニングの日に、わいせつ物陳列容疑でバーマンは逮捕、拘留されたため、関

モードを駆け抜ける、スニーカーたち。

パリ・コレクションに集まる人々にとってのスニーカーのトレンドは、ダッドシューズから始まっている。この人気はファッションから生まれた波に、スニーカーヘッズがうねりを起こし、ビッグウェーブになった。ヘッズとはヘッドの複数形で、接尾語として用いられる場合は中毒的に熱狂している人を表す。手に負えないといったネガティブなイメージを与える言葉だが、依存症気質な彼らのコミュニティが拡大するにつれて、トレンドが大

アートが宿る、「着心地」のよい家。

ダニズムな家を田舎に持ちたい私と、居心地よく手入れのしやすいカントリーハウスが欲しい妻。どちらも同時に満たす建築家に出会うのは容易ではありませんでした」と夫ショーンが笑顔で語る。
 日本含め世界各国を回って高名な建築家を次々面接したが、自分たちのライフスタイルに寄り添った家を造ってくれるか、どうも確信が持てない。試行錯誤の果て、握手した相手はNYを拠点に活躍する日本人建築家・森俊子。「実績は存じ上

テーマ〈続・芸術〉

やつい 清澄白河の都現代美術館で宮沢さんがキュレーションしているYMOの展示は、どういう感じなんですか?
宮沢 うーん、YMOって3人だと思ってるでしょ?
やつい はい。
宮沢 本当は4人だって知ってる?
やつい 知らないです!
宮沢 本当は記者会見も4人でやるはずだったのに1人来なかった人がいる。
やつい え?
宮沢 それが、横尾忠則さん。
やつい メンバーだったんですか?
宮沢 そう。結成の記

ついでにデュシャンの小話ついてでも…。

 コレクター特集のSPと連動して本欄登場はデュシャンです。コメント忘れの書籍がSPに一冊あり、意図的にではなくデュシャン的偶然なのですが、この偶然=チャンスをどこでフォローしようかと考え、あ、本欄があったと気づいた次第。
 忘れていたのは、中央上部に見えている緑色本で、表紙にドットで『THE BRIDE STRIPPED BARE BY HER BACHELORS EVEN』、とタイトルが穿たれた