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自分らしさ

読書家6人が“古典”に見つけた、道なき時代の標。

 都会の窓から見えるのは不動のコンクリートばかりで、だから揺れているものを見たくてしょっちゅう散歩に出かけた。時に娘と、たいていはひとりで。目黒川の水面におどる春の光、次々と吹き出す桜の青葉、それらを揺さぶるつよい風。手に入れた感覚の宝ものをなんとか言葉に残したくて、家に帰りあわててパソコンを開いた時にはもう、光も葉も風も静止している。この部屋で動くのは、ゴムまりみたいに弾む3歳の娘だけ。

「宝

ビジネスもヒゲ剃りも最先端の発想でスマートに。LINEAR SHAVER LAMDASH

Jリーグの浦和レッドダイヤモンズ一筋で活躍、2015年に現役を引退した鈴木啓太さん。真っ赤なユニホームを脱ぎ、白シャツとスーツに袖を通す実業家としてセカンドキャリアをスタートした。

「まだまだ小さな会社ですが、腸内細菌を研究するベンチャー企業(AuB)を立ち上げました。簡単に言うと“お腹の中の研究”をしています。人の腸内には、約200〜300種の細菌がいるのですが、一般人とアスリートの腸内細菌の

“アイドル指原莉乃”、最後の舞台へ!

 キュートなルックスとバラエティ番組でのキレのある切り返し。従来のアイドル像にとらわれない親しみやすさで、AKB48グループの顔として駆け抜けてきた。「今までは“アイドル”が根底にあったので、テレビでもその場のサービス精神で過激な発言をしては、ファンの人が悲しむかな? と葛藤していました。ファンの思いは大切にすることは変わらないけれど、これからは“アイドルらしさ”より“自分らしさ”を大事にしていけ

chino pants

自分に似合う服と出会うには、自分のことをよく理解する必要があるね。何が好きで、自分らしいか。うまく見つけられずにいる人に限って、SNSや他人の中に自分を見つけようとしがち。他人がいなければ自分であることができない人に「自分らしさ」なんて言葉は程遠い。個性とは他人がそれを認めるもので、自ら求めるものではないんだ。意図せずに持って生まれたその個性を素直に受け入れた時に、似合う服に出会えるはずなんだ。

Bar KASASAGI

店名は、店内にも飾られているモネの初期の代表作から。描かれているのは雪景色の中、佇む一羽のカササギ。その凜とした風情が、女性店主の姿と重なる。川﨑晴香さんがバーテンダーを志したのは21歳の時。写真の専門学校を卒業後、写真家を夢見るも体を壊して断念。自分を表現する場を求めて、この世界に飛び込んだ。
 親しみやすいルックスとキャラクターに反して、かなり硬派な彼女。バーでの修業に加えて、酒を全方位的に学

カリフォルニア建築に選ばれた住み手たち。

 良い物件が見つかった! 見晴らしの良さといい洗練されたレトロなデザインといい、まさに理想的。1960年代に建てられたこの家にエヴリンとデヴィッドが住み始めて1年が経つ。ユニークなのはそもそも建築家が自分のために設計した自邸だったこと。ジョン・シンノという名の日系アメリカ人で、シルヴァー・レイクに佇むこの住宅に終生住み続けたそう。2代目オーナー、ジョン・V・マトローは南カリフォルニア大学の教授を務