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ノルウェー

中心地を持たないビッグ・サーを散策するために。

ビッグ・サーに訪れたら、ここにステイしなくてはならないともいわれるビッグ・サーの聖域。ビッグ・サーの初期の雰囲気を今でも味わうことができる。1930年代初頭にノルウェーからやってきたヘルムート・ディージェンが仲間たちとともに建てた北欧式アコモデーション。土地のレッドウッドで建てられたキャビンは部屋ごとに構成や調度品が違うため、違う部屋を楽しむために訪れるフリーエンターも多い。クラシックスタイルのレ

ハンター・S・トンプソンがこの地に焦がれた理由。

 最初の夜はビッグ・サーを訪れるならば一度は泊まるべきだという〈ディージェンス・ビッグ・サー・イン〉。ノルウェーからの移民であった夫婦がここの森で伐採したレッドウッドを製材し、手作りで建てたというキャビンが立ち並ぶ博物館ものの古宿だ。どれ一つ同じデザインの部屋はなく、そして入口に鍵もない。すきま風が吹き込み、隣の部屋と隔てる壁は文字通り板一枚で、話し声やら床の軋む音も聞こえる。寒くなれば部屋に備え

ハンター・S・トンプソンの セルフポートレートに呼ばれて。

ロサンゼルスとサンフランシスコという大都市を抱えるカリフォルニア州。そこに昔ながらの美しい自然を見せる小さなコミュニティが存在する。ビッグ・サー。人を寄せ付けないような荒々しい海岸線と森に包まれたその場所は、いまだに携帯さえほぼ繋がらず、大規模なホテルすら存在しない。何も特別なものが存在しないのにもかかわらず、アメリカ中から憧れの場所として人を惹きつけるこの地の魅力を確認するために、僕らはクルマで

『使い方次第で、どんなものもワークウェアになり得る。』ブレンドン・バベンジン/NOAH

 ストリートブランドでありながらテーラードジャケットを作ったり、フォーマルな生地にこだわるなど新しいストリートウェアの形を提案し続けるNOAH。そのファウンダーのブレンドンのワークウェアの定義はとても自由だ。

「ワークウェアといえば、建設現場などで穿かれるカーペンターパンツみたいに、実際に仕事をする職人たちのために作られたアイテムを思い浮かべる人が多いと思うけど、僕の場合は、アイテムの使われ方次

【ミャンマー、社長、四谷のママ】松尾スズキの“胃”に“ミャンマー”が入った!

 税金が高い。高すぎる。しかし、それを押しても日本はいい国だ。日本にいながら世界中の料理が食えるのだ。旅の醍醐味は食にある。私はそう思う。中国に行ってノルウェー料理が食いたいという混乱した人間はそういない。空港に着いた瞬間から、うまい中華が食いたい、で、中華を食う、ああ、しみじみ中国に来たなあ、と、そうなるのが、旅である。ならば、逆に考えれば本場の中華を食ってさえいれば、日本にいようが少なくとも胃

巨大生物

 その日人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を……。鳥籠の中に囚われていた屈辱を……。
『進撃の巨人』はそんな黙示録めいた言葉とともに始まり、超大型巨人の出現をショッキングに描き出す。かつて人類が築いた城壁は、最大15mほどの巨人の脅威から身を守るものにすぎなかった。ところが体長50m超という規格外のデカさを持つ超大型巨人は、やすやすと壁に穴を開け人類を急襲する。
 50m級の巨大生物が

1万年前から変わらぬ極北の暮らしを追って。

「境界線を引き直す作業をしている」
 世界中を旅して写真を撮ることについて、写真家の津田直さんは、前にそう言っていた。国境や言葉が人や場所を分けてしまうが、それらの名がつく前にはどんな風景が広がり、どんな人々のつながりがあったのだろうか。津田さんは、世界を歩き回り現地の人たちの話を聞き、人と自然の営みに目を向ける。
 POSTで開催されている個展『SAMELAND』のテーマは、極北のランドスケープ