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カスタードクリーム

行列嫌い(?)なソウルの人も 並ばずにはいられない名店。

しみじみ優しい、すいとんの滋味深さに開眼必至。

スジェビとはすいとんのことだが、日本人がイメージする団子状のそれとはちょっと違う。2〜3時間寝かせるという生地は、厚めのワンタンのようにつるつるモッチリとした食感。煮干しや昆布などでだしをとったスープとの相性も素晴らしく、アサリ、ニラ、タマネギなどいろんな具材の旨味が一つにまとまり、ため息の漏れる優しい味わい。昼どきは、観光客とビジネスマンで大行列

ホームメイドスタイルのクリームの軟らかさ。|野村友里

 母がおもてなし教室を開いていたので、母の作るケーキで育ちました。自分でも幼稚園の頃にクッキーを焼き始め、小学生の頃には焦がしバターにハマってフィナンシェ作りに熱中し……と、洋菓子に関してはかなり早熟だったかも(笑)。私にとっては、家庭の味の一つ。だから、シンプルなホームメイドスタイルのケーキが好きです。西荻窪〈グレース〉のショートケーキの生クリームの軟らかさ。軽井沢にある〈ローリング・ピン〉のバ

お菓子の道に誘ってくれた、手間暇かけたケーキ。|町田洋子

 出会いは、もう20年近く前。書店で偶然手にしたのが、西荻窪にある紅茶とケーキの店〈グレース〉のレシピ本でした。これを見てケーキを作ったことが、お菓子の道に進むきっかけになりました。お店に行けば、いつも同じ味で、「そうそう、これこれ!」って嬉しくなるのが魅力的。なかでも印象深いのはカスタードケーキ。スポンジとカスタードクリーム、ホイップクリームと構造は極めてシンプル。でも簡単に作れそうなのにできな

華やかさと日常を結ぶ「おやつの味」がするケーキ。|平松洋子

 学生時代に初めて訪れてから40年近く。サヴァランというお菓子を初めて食べたのも〈こけし屋〉さんでした。サヴァラン専用の、ラム酒とシロップを染み込ませるための粗い生地を使って、トップに生クリームとカスタードクリーム。ほんわり軟らかいのに、ぴちっと決まっているこの味がすごくいいんです。洋酒を使った洋菓子って、お酒が非日常的で華やかな存在だった時代の、新しいものを取り入れるエネルギーや夢を感じさせてく

オフィス街に憩いをもたらす洋菓子店。|田村町 木村屋

 都営地下鉄内幸町駅のA2出口の目の前。新橋駅からなら外堀通りを真っすぐ虎ノ門方面へ4分ほど歩くと、慎ましいガラス張りの間口の〈田村町 木村屋〉がある。窓には、金文字で「創業明治33年」とある。入口横には昔ながらのタバコ屋のような小窓があり、ショーケースに焼き菓子が並んでいる。スマホ片手に地下鉄を駆け上がってきたサラリーマンが店先でマドレーヌをささっと買い、駆け足で信号を渡る。なるほど、こういう心