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グザヴィエ

沈黙の芝居に、限りない創造性を秘めて。|GASPARD ULLIEL

昨年のカンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『たかが世界の終わり』は“早熟の天才”グザヴィエ・ドラン監督による新作。短い余命を告げるため、長年疎遠だった家族のもとを訪ねる寡黙な主人公に扮したギャスパー・ウリエルは、撮影を振り返って言う、「グザヴィエには明確な意志があったんだ」と。「それは観客一人一人が自分の家族について、自分の傷について考えられる、鏡のような作品を作ること」。沈黙の中に限りない創造性を

〝大人向け〟なムーミン映画の誕生。

『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』を手がけたグザヴィエ・ピカルド監督は、日本のアニメーションの大ファンだという。そんな監督が、ジブリと並んで「世界で最も美しい絵を描くアニメーション製作会社」だと評するのが、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』などを製作してきたプロダクション・アイジー。同社の代表である石川光久さんとは以前から仕事を通じて親交があったそう。久

フランス人がムーミン映画を作ったわけ。|グザヴィエ・ピカルド

 ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念して製作された映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』。日本ではよく知られているが、フランスでの知名度は皆無らしく、本作を手がけたフランス人のグザヴィエ・ピカルド監督も最近までムーミンの存在を知らなかったという。「実はムーミンに出会ったのは、日本においてなのです。たまたま仕事で訪れた時に、日本版のアニメを見て知りました。あの出会