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【蜜とは? そして、イカに飯とは?】渋谷で巡る辺境料理、ポルトガルからペルーへ。

「渋谷がいい。渋谷以外では食いたくない!」
 私がごねるので今回は渋谷で2軒、世界一周メシである。渋谷の文化村シアターコクーンで、かつて故中村勘三郎さん(当時勘九郎さん)に書き下ろした芝居の再演を一か月近くやっており、それが3時間を超える芝居で、いきなり「江古田にいきましょう」などと言われても身動きがとれないのだ。
「渋谷にも辺境料理はあります。どれほどでもあります」
 社長はいつだって頼もしい。

おそうざいと煎餅もんじゃ さとう

代々木公園のポルトガル料理店〈クリスチアノ〉の系列店で、店頭でお惣菜を、奥の座敷でもんじゃを提供する一風変わったスタイルが評判。お惣菜は、昔から親しまれてきた家庭料理が中心。100g100円台〜と良心的な価格なので、たくさん購入して公園でドーンと広げて遠足気分を満喫。山形のブランド米〈はえぬき〉を使ったおにぎりはふんわりと握られ、口に入れた瞬間米粒がほろりと崩れる。

PAPPON KITCHEN

 タイに住んだことがあるという、ポルトガル料理店〈クリスチアノ〉の佐藤幸二さん。当時通った屋台の味が忘れられず、タイ料理店を構えてしまった。縁あってやってきたのは、東北部イサーン出身のシェフ。東北地方の料理は佐藤さんも大好きとあって、主役は決まった! 炒め物も和え物も、強い辛味や酸味の奥に、発酵食品の旨味が潜んでいてクセになる。佐藤さんも、発酵させた米を使う肉料理などを作って密かにサポート。個性派