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クレイジー

国民的絵画、降臨。

浮世とは当世のこと。今、この世で味わえる娯楽と享楽を描いた浮世絵は、自由で粋な元禄の空気を映す国民的エンターテインメントだ。原点は風俗画。初期は菱川師宣らの肉筆画や墨一色の摺り物がメインだったが、多色摺り木版の技術革新によって一気に大衆化。歌舞伎スターの役者絵や美人画は装いの流行発信源になり、歌川国芳が描く幕府批判の風刺画は庶民の喝采を浴びた。浮世絵が、上質なポップミュージックのように愛されている

死にかけたアメリカを映し出す“普通の人たち”。| リン・ディン × 川上未映子

路上生活者、身体障害者、日雇い労働者、ドラッグ中毒者……。『アメリカ死にかけ物語』は、ベトナム生まれの詩人であり小説家のリン・ディン氏が、アメリカ各地を旅しながら、底辺に生きる者たちの声を拾い集めたエッセイ集だ。いわば“アメリカのB面”のドキュメントである同書が書かれた背景について、その日本版にエッセイを寄せた小説家の川上未映子氏を聞き手に迎え、リン氏に語ってもらった。

麻豆代天府

いかにも台湾な色彩の巨大な龍の口から吐き出されている階段を、ぞろぞろと人が下りてくる奇妙な光景。どこぞのテーマパークかと見紛うけれど、実はここ、神様を祀った歴史ある道教寺院なのだ。1662年に保寧宮という名前で建立されたものが、1956年に現在の場所に移築されて名称も変更。そして、79年にこの巨大龍が設置された。龍の体の中は通路になっていて、入口には「十八地獄」の看板。入って進むと、おどろおどろし

閉鎖

 城壁によって外部と隔絶され、閉鎖された状況下で繰り広げられるアクションやサスペンス。『進撃の巨人』の醍醐味はここにもある。
 外からやってくる敵を侍たちが村で迎え撃つ『七人の侍』('54)は、スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスらにも影響を与えた日本映画の金字塔。堀と柵によって野武士の侵入を防ぎ、要塞化した村で敵を撃退する奇襲作戦の数々は、迫力ある斬新なアクションシーンを生み出した。

“やせがまん”のプロたちに学ぶ、男らしい振る舞いとは?男なら誰かのために、体を張ってやせがまんをしてみろ!

 男とは“やせがまん”だと思っています。そして、プロレスラーとは、やせがまんのプロフェッショナルだとも。なので、僕からはプロレスラーを3人挙げたいと思います。
 まずは、天龍源一郎。彼のすごいところは、リング上でのパフォーマンスはもちろん、豪快な呑みっぷりと酒の席での過ちを許す器でしょう。アイスペールにさまざまな酒を入れて回し飲むという「天龍スペシャル」は、あまりにも有名です。「たとえ失礼な態度を

RAIL+BIKE CAMPING

〈STUMPTOWN PRINTERS〉のエリックとその仲間たちは、ほぼ毎週自転車で自然の中へと繰り出す。時には仕事終わりのアフターファイブに出発し、ツーリングを楽しみテント泊、早朝戻ってそのまま出勤。なんてこともあるらしい。「クレイジーだよね」と自嘲気味に笑うけれど、口ぶりは実に楽しそうだ。そんなにも身近にアウトドアが楽しめるのも、ポートランドならではなのだろう。オレゴン最大の都市でありながら、

センスある非常識こそ、未来のヒント。世界に広がるアート、音楽、ユーモアの輪。

 どうも! キッチハイカーの山本雅也です。人の家のご飯を飯の種にして早1年。食卓を巡る旅は、アジア、中南米を経て、南アフリカ共和国まで辿り着いてしまいました。
 さて、今世界で最もアツい(?)イベント『Burning Man(バーニングマン)』をご存じでしょうか? アメリカ・ネヴァダ州の砂漠で、毎夏開催されるアートフェスです。荒れ果てた大地に世界中から集まる人はなんと6万人! 会場を埋め尽くす巨大