
エドワード


現代の山水絵巻が、2020年ナンバーワン(確定)。『春江水暖~しゅんこうすいだん』

ツァイ監督の新作に、 オカンは何か言ってなかった?|『あなたの顔』

花と映画と男と女。
「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」。川端康成の掌編「花」はこんな言葉で結ばれている。では、どんな花を男に教えたらいいのかというと、これはどんな花でもいいのである。なぜなら多くの男は花の名前一つ知らない“花音痴”なのだから。男は花とどう付き合うべきか? 映画には数々の男と花にまつわる名シーンが登場する。
『ブロークン・フラワーズ』の主人公は、匿名のピンクの封筒が送

民間人初の月旅行が話題だからこそ、月への思いがにじむ名作を。
2023年に月へ民間人を送ると発表したイーロン・マスクが、スタートトゥディの前澤友作社長と契約を結んだことは記憶に新しい。いまこそ月への夢の軌跡を辿り、地上最大のイベントを待とう。太陽系にまつわる作品をまとめた「映画に見る宇宙旅行史」もご覧あれ。

映画は現場の共通言語だから、 カントクが「観てない」は恥。 | 入江 悠 (映画監督)
『SR サイタマノラッパー』で注目を集めてメジャーデビューした入江悠監督。29歳の時にWOWOWドラマ『同期』の監督に抜擢された際、役者もスタッフもベテラン層に囲まれ、プレッシャーは相当なものだったとか。「せめて“自分の方が映画を観ているぞ”という自信がないと、現場に入った時に気持ちで負けると思って、撮影準備として、ひたすら映画を観まくりました。例えば、竹中直人さんが休憩時間にポロッと言った映画は

いやぁ知らなかった、傑作変態映画に遭遇。
この歳になると、なにも知らないことをさんざん思い知らされるが、これまで多少とも関係した領域であっても、実はなにも知らないことに驚く。最近、やや年長の映画配給系の友人から、これタキさん向きじゃない? と送られてきたDVD、タイトルが『プライベート・パーツ』と怪しい。1972年にアメリカで公開された作品らしいが、日本未公開であり、噂ですら聞いたことがない。監督も知らない名前だ。オレ向き? どういう意

プリントTではありません。
プリントTではありません。
春から夏にかけて、特に人気を集める〈C.E〉のTシャツ。なかでも珍しいのが、この一枚。デザイナーのスケートシングによるグラフィックが、お馴染みのプリントではなく、3色の刺繍で表現された。縫製後に、オーバーダイウォッシュ加工を施すことで、長く着古したような色ムラのある風合いに。8,000円(C.E http://www.cavempt.com)

Clyde Butcher
フロリダの沼地撮影をライフワークとしているクライド・ブッチャー。アメリカのアマゾンともいえるこの原風景をこれまで30年にわたり大判カメラで記録し続けている。日本はおろかアメリカでさえも知る人ぞ知る写真家だが、その風貌に似合わず、荘厳かつ繊細で美しい風景写真を生み出してきた。

小型機で辿り着いた、アラスカ氷河キャンプ。
写真家の石塚元太良は毎年冬が明けるとアラスカへ向かう。ある時はカヤックで流氷の間を、ある時はゴールドラッシュの遺構を探しに。今年は小型機で直接氷河の目の前に降り、普段より贅沢なキャンプを楽しむ、はずだった……。