
日本イタリア料理界のレジェンドを訪ねる。
「神様みたいな人ですから……」と、緊張気味の髙山シェフ。“神様”の現在のお店〈ホスタリア・エル・カンピドイオ〉も当然訪問済みだが、面と向かって話すのは初。いざ、ご対面。
「神様みたいな人ですから……」と、緊張気味の髙山シェフ。“神様”の現在のお店〈ホスタリア・エル・カンピドイオ〉も当然訪問済みだが、面と向かって話すのは初。いざ、ご対面。
90年代日本でのミッドセンチュリーブームの中心となったイームズのプロダクト。アメリカのミッドセンチュリーデザインを牽引した彼らの功績、プロダクト、そこから見えてくる仕事術には、クリエイティブの学びが多く見つかる。
大阪で家具屋を営む友人に教えられ、初めて訪れた時の衝撃は忘れられません。創業1946年の老舗で、吹き抜けの階段中央に絢爛たるシャンデリアがドーンと飾られ、床は幾何学な絨毯張り。店内はネオ・クラシック調というか、当時は最先端かつ最高級だったのだと思わせる圧倒的なインテリア。定番の喫茶メニューが揃うのですが、トーストからはみ出んばかりの肉厚ビーフカツを挟んだビーフカツサンド(1,420円)はかなりの
いわゆるケーキ系はそんなに好きじゃないです。だってあれ、ガーンとくるからね。一大決心がいる。和菓子をちょっとつまむくらいが、気分転換にちょうどいい。
僕はとにかく栗が好きでね。戦後、信州の田舎で育ったものだから、おやつってごく限られていて、栗と柿とクルミ、あと母の作る干しイモくらいしかなかった。栗は中でも高級だった。秋は落ちているのをそのまま食べてましたけどね。ほかの季節用にもゆでて干して保存
木々のある景色が描かれているだけで、写実的ね、うまいね、でも退屈
……。そんな一枚でしょうか。まさに、真っ向勝負で挑んだ風景画と言えそうですが、眺めているとなんだか不思議な感覚にとらわれ始めます。森の中に一人佇んでいる“私”を想像して絵を見てください(小さいですが!)。視点の高さからすると、立っているはずです。でも、ここで何をしているのでしょう。散歩の途中でしょうか、それとも深い森の中へ迷い込ん
設計/藤森照信+中谷弘志
1946年からハーマンミラーのデザインディレクターを務めたジョージ・ネルソンは、アメリカのモダンデザインの立役者。斬新なコンセプトの家具も多く手がけたが、最初に発表したのはそっけないほどシンプルな木のベンチだった。メープル材を等間隔で並べた座面はモダンなテクスチャーが素敵。黒で仕上げた脚部のジョイントも一手間かけてあり、古き良き時代のアメリカの木工家具の趣を残す。
アメリカのイームズ夫妻は自作のマシンで成形合板の研究を重ね、1946年に一連の椅子を発表。それは体に寄り添うような三次元曲面のシートを成形合板で実現し、量産に成功した史上初の椅子だった。ダイニング向きで脚部も合板のタイプはDCWとも呼ばれる。その座り心地は、木の椅子の大きな進化だった。以降、夫妻による三次元曲面の試みはワイヤーやプラスチックへと広がる。
その昔、ミラノ市内には100軒以上ものコーヒー豆の自家焙煎房を構えるカフェがあった。が時代と共にミラネーゼもスーパーなどで有名ブランドのコーヒー豆を買うようになり自家焙煎する店も今や10軒ほどに。その貴重な残留組の一軒で「コーヒー通はミラノに来ると必ず立ち寄る」という逸話があるほどの店がこの〈フダイダ〉だ。
オーナーは父親からこの店を受け継いだフルヴィオ・ロッシさん。10歳の時にコーヒーの味を
喫茶店[浅草]
「ダッチコーヒー(水出しコーヒー)」の名づけ親ともいわれている店です。川端康成や池波正太郎もここに通ったという1946年創業の由緒ある喫茶店。散歩の途中に立ち寄っては、この店で歌詞を書いています。●台東区浅草1−17−6。