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ビートルズ

クイーン、ビートルズ、エルトン・ジョン。独創的な天才たちを題材にした演劇やオリジナルストーリーが誕生。

2012年ロンドンオリンピックの開会式、シェイクスピアにはじまり、メアリー・ポピンズ、ジェームズ・ボンド、Mr.ビーン、ビートルズなど演劇、映画、音楽と幅広いジャンルで、イギリスが生み出したカルチャーの豊かさを見せつけられた。特に印象的だったのは、総合指揮を務めたダニー・ボイルが全編にわたって使った“UK(ブリティッシュ)ミュージック”。ビートルズをはじめ、クイーン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ

Mr.ラッキーマン、 グレッグ・レイク。

 グレッグ・レイクの名前は、ELP(エマーソン・レイク&パーマー)のヴォーカル&ギタリストとして1970年代を席巻したが、それ以前の彼の名前はまた、キング・クリムゾンのデビューにあたってのヴォーカル&緊急ベーシストとして、これまた不滅である。弦が6本からマイナス2、ギターからベースへの変更にはクリムゾンの事情があって、すでにロバート・フリップという狂気のテクニシャンがギター担当だったからだ。

ジャケットとネクタイと時計|ハリー杉山

ニューヨーク・タイムズの東京支局長も務めたイギリス人ジャーナリストの父を持つハリー杉山さん。11~18歳の思春期をイギリスで過ごし、イギリスで一番古い全寮制の学校ウィンチェスター・カレッジを卒業。1382年から続く名門校に、祖父、そして父と代々が通っている。寮に入った13歳の時から英国でジャケットを着てきただけに、フォーマルへのこだわりはかなりのもの。50枚は所有しているというジャケットの中でも、

奇想の前提

表現というのはある条件が揃うと「奇想化」しがちです。ある時代、あるエリアで、足並み揃えて。それはかなり高い確率で起こります。「奇想化」には別の名前の仲間がいろいろいます。代表格は海の向こうの美術の親戚筋ーーもともと〈歪んだ真珠〉というネガティブな意味の「バロック化」。あとはルネッサンス直後のイタリアに現れた「マニエリスム化」。「ロココ化」も女々しさに偏りすぎだけど、まあ仲間かな。さらに僕なんかは美

世界を読み替える、クトゥルー神話の魅力。

人類が登場するはるか以前、地球を支配していたのは異次元から到来した邪悪なる神々だった。異形の姿を持つ邪神たちは、地底や海底で眠りに就きながら、復活の時を虎視眈々と狙っている。「クトゥルー神話」とは、こうした壮大な世界観のもとに創作された複数の作家たちによるフィクションの総称だ。その起点となったのは、アメリカの怪奇小説家H・P・ラヴクラフトが1920年代から30年代にかけて執筆した作品。彼の死後、多

音楽史を塗り替えたミュージシャンの知られざる若かりし日々。| ジョン・レノン

ザ・ビートルズのリーダーとして一世を風靡し、解散後も世界平和のために歌い続けたミュージシャン。ジョン・レノンと聞けば、そのくらいのことは一般教養として知っているだろう。しかし、それ以前のことは、熱心なファン以外には知られてないかもしれない。

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』によれば、両親の離婚を機に伯母に引き取られ、不良街道まっしぐらだった彼がミュージシャンを志すきっかけは、実の母との

孤高の建築家、ニーヴ・ブラウン再注目。

戦後の復興と平等な社会を目指し、1960〜70年代にロンドン各地で建設された公営住宅。その中でも秀作とされるのが、520戸が連なる〈アレキサンドラ・ロード・エステイト〉だ。
建設から約40年、設計者のニーヴ・ブラウンに建築界の最高名誉賞が授与された。
この集合住宅をこよなく愛し、受賞への働きかけを続けた2組の暮らしぶりを紹介。

松本隆・はっぴいえんどとその前の時代

はっぴいえんどの登場は、サウンドだけでなく、日本語でああいう世界観を表現できるという衝撃がすごかったと思います。だから松本さんの『風のくわるてつと』が出版されたとき、僕はむさぼるように読みました。松本さんが渡辺武信さんという詩人に影響を受けたという話を何かで読んだか、誰かに聞いたかしたんですけど、松本さんご自身は公式にそういう発言をしてはいなかった。『風のくわるてつと』に出てくる「詩人」が渡辺さん