
1982年


須田貴世子 ●ブロンズ作家|身近にある素材を使って、生活そのものを青銅に写す。

【11月27日発売】タイのスーパースターは渋谷系が好きでした。|STAMP「It takes two」
韓国系アメリカ人のシンガーソングライター・THE CHARM PARKとの共作。11月27日発売。YouTubeで3,000万回再生を突破した大ヒット曲を新たに日本語で描き下ろした詞でセルフカバーした「ジェイルハウス feat.SKY−HI」も配信中。

大崎清夏と読む、今を生きる詩人たち。
オーシャン・ヴォン 『真っすぐ瑞々しくルーツに向き合う。』
1988年生まれ。右のデビュー詩集が話題のベトナム系移民。「学校すら通えなかった複雑な過去に真っすぐに向き合った作品」。詩誌『て、わた し』第2号で一部訳出。

山本貴光 × 佐藤亜沙美|本と読み手との対話を追って、マルジナリアの世界へ。
常軌を逸した本読みとして知られる著者は本に書き込みをするマルジナリアンでもあった。夏目漱石、石井桃子、デリダに著者自身によるものまで、本に施された魔改造の軌跡をたっぷり収録。軽やかな優しさをまとった文章と、不思議がまぶされたビジュアルが目に楽しい。『本の雑誌』連載の単行本化第1弾。本の雑誌社/2,000円。

韓国の女性作家が放つ、現代文学が面白い。
今、韓国の女性作家による現代小説がひそかなブームになっている。その火つけ役とも言えるのが、韓国で100万部を売り上げた『82年生まれ、キム・ジヨン』だろう(日本では刊行2日目に重版が決定した話題作)。「キム・ジヨン」という名は、1982年に韓国で生まれた女性に最も多い名前だという。仕事、結婚生活、子育ての狭間に揺れる、33歳になる彼女のカウンセリングのカルテを通して物語が展開されるのだが、奇妙な

【5月2日全国順次公開予定】ナレなし、音楽なし。テーマなし。想田和弘「観察映画」最新作は老夫婦の日常。
台本やナレーションがないドキュメンタリー映画=観察映画で知られる想田和弘の新作『精神0』。患者一人一人の孤独と対峙し続けてきた82歳の精神科医・山本昌知に10年ぶりにカメラを向けた本作について、旧知の仲でもあるライター、武田砂鉄が訊いた。

【話題の展示】個展『NEOrient』┃44万人超が虜。写真家RKの作品の魅力とは?
2月末現在、インスタグラムのフォロワーが44万人を超える、人気ストリートフォトグラファーがRK。彼の写真がこれほど多くの人を魅了するのは、まだ誰も見たことのない光景を、写真として見せているからだろう。それは絶景とも違う彼独自の世界観。奥行きのあるダイナミックな構図とパンフォーカス気味に撮影された被写界深度の深い写真は、手前にも奥にも絶妙な塩梅でピントが合い、色彩や陰影のコントラストを強調すること

本と人との出会いのために、デザインができること。| 佐藤亜沙美
新しいデザインが新しい読者を生み出す。アートディレクターを務める『文藝』の重版&3刷のニュースも記憶に新しい、佐藤亜沙美さんが書籍のデザインを通して届けたいものとは。

装幀の第一歩は、作品世界を呑み込むことから。|佐藤亜沙美
小説、エッセイ、写真集から実用書まで。佐藤亜沙美さんがデザインした書籍を書店で目にしない日はない。視線を感じるほどの不思議な強さをたたえたデザインはどこから生まれるのか。