
アジア、アフリカ、南米、知られざる音楽を語り尽くす。
ネットの発達や音楽制作機器の一般化、そしてDiploなどの目利きDJによる“発掘”を通して、局地的に楽しまれてきたダンスビートが新しいジャンルとして世界に広がり、ムーブメントを起こしている。ここではインドネシアのファンコットと出会い、アルバム『Enak Dealer』を日本でリリースした高野政所氏、アフリカのダンスビートを探り、DJとしてフロアを沸かせるHiro “BINGO” Watanabe氏
ネットの発達や音楽制作機器の一般化、そしてDiploなどの目利きDJによる“発掘”を通して、局地的に楽しまれてきたダンスビートが新しいジャンルとして世界に広がり、ムーブメントを起こしている。ここではインドネシアのファンコットと出会い、アルバム『Enak Dealer』を日本でリリースした高野政所氏、アフリカのダンスビートを探り、DJとしてフロアを沸かせるHiro “BINGO” Watanabe氏
日本導入時に「ゼラニウム」として入ってきたことから日本では「ゼラニウム」の名で浸透しているペラルゴニウム属。その多くが南アフリカ原産。乾燥地のものには、休眠期があり、夏型と冬型のペラルゴニウムがある。種の綿毛がスクリュー状になっており、湿ったり乾燥したりを繰り返して伸縮しながら、自ら地中へと潜っていく。
南アフリカ原産の「ケープバルブ」と呼ばれる植物の一つ。球根植物として扱われるが、エリオスペルマムは茎を太らせる塊茎植物である。夏に生長して冬に休眠する「夏型」と冬に生長して夏に休眠する「冬型」の両方の種がある。葉の上に付属器と呼ばれる突起物をつける葉を出す種が人気だが、ほかにも奇妙なフォルムになるものが多く、人気が高い。
自生地では樹木や岩などに着生して育つ蘭の種類で、主な原産地は東南アジア、中南米、南アフリカ地域など。デンドロビウム、カトレア、バンダ、ファレノプシス、バルボフィラムなど種類も豊富。中でもキロキスタは、葉を生やさない珍奇植物。クモの脚のごとき気根から花茎を伸ばし、花を咲かせる姿で人気を集める。
南アフリカと、ナミビアの一部に生える球根植物。一部のものはねじれたり、縮れたりするユニークな葉を持つ。夏が雨期の南ア東部に生えるものは、夏に生長する夏型になる。一方、冬が雨期の南ア西部に生えるものは冬型となる。夏型冬型ともに多くの場合、休眠期は葉などの地上部が枯れ、球根だけになる。
冬型の多肉植物は、おおむね10月〜4月頃にかけて生長し、半耐寒性の性質を持つ。主な自生地は南アフリカの西側地域で、夏季は休眠する。コノフィツム、アドロミスクス、ハオルシアなど小型のものが多く、中には零下数度まで耐えられる種類もあるが、霜に当てるのは避ける。冬も日によっては室内に入れるなど柔軟な対応を。
シャーロット・テンは、台湾とタイに拠点を持ち、様々な稀少植物を紹介する著書を手がける台湾の園芸家だ。世界中のフィールドを飛び回る生活をする彼が、これまでで最も印象的だった場所だというブラジル、ミナスジェライス。白い石英が広がるそのフィールドは、その特殊な地層構造により、多くの稀少な固有種が生息している。人気の地生ブロメリアのエンコリリウムは、大半がこのミナスジェライス固有種であり、特殊な進化を遂げ
左党に愛され続けて百余年。
明治40(1907)年創業。常連から出張族までをも魅了する老舗。特筆すべきは小皿料理。朝5時から仕入れ・仕込みを始め、開店時には約30種類が勢揃い。店が開くや客がなだれ込み、1階はすぐ満席になるので早めに訪ねたい。杉の香りがほのかに漂う賀茂鶴の樽酒もマスト!
摩訶不思議な珍奇植物の形態。それは我々の目を楽しませてくれるために進化したものでは、もちろんない。これらは、過酷な環境を生き抜くための機能が隠された機能美だ。そこで、珍奇植物のデザインについて、植物の進化形態の専門家である長谷部光泰教授に話を聞いた。
芝居の巡業で、長野に行き、仙台に行き、大阪に行き、小倉に行き、三重の津にまで行った。「どこ行くの?」「津」。発するのに一秒かからないスピード感に満ちたこの町には、その名前にふさわしく一日しか滞在しなかった。芝居後、食べ歩きをする元気もなく、津の夜は終わったのだった。その土地に旅して、その土地のものを食えない。それは虚しい。仙台では牛タンを食べ、長野では蕎麦を食べた。津には、なんの思い出も残らなかっ