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ブルータス

メルカリが変えた “モノを所有する概念”

メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを目的に、2013年に創業した。フリマサイトではヤフオクやモバオクが先行していたが、スマートフォン経由のフリマアプリというビジネスモデルを選択。売買にまつわる煩雑な作業を簡略化し、気軽に出品・購入できるようにした。当初は20〜30代の女性が中心だったが、その使いやすさが知れ渡るにつれ、40〜50代の男性やシニア世代も参入。裾野が

古着は世界を駆け巡る!

昨年末に、原宿に出店した古着屋〈西海岸ANCHOR〉は圧倒的な品揃えが評判を呼び絶好調。だが、今回注目するのは、母体となる日本ファイバー(福岡県大川市)という会社だ。年間に200万トンもの衣料が廃棄されるなか、世界を相手に古着事業を多角的に展開している。その内容を知ると、流通の仕組みがいかにサステイナブルで時代に合っているかがわかるはずだ。
 
1950年に廃品回収からスタートした同社は、70年代

リアルファーとエコファー

ここ数年で、世間のリアルファーに対する価値観は大きく変わった。以前はトップメゾンと毛皮は切っても切れない関係だったが、アルマーニを皮切りに、グッチ、ヴェルサーチェ、バーバリーらがファーフリーを宣言。動物の毛皮を避ける動きが顕著になってきているのだ。
 
エコファー(フェイクファー)の進化も著しい。和歌山県・高野口産地の岡田織物は、エコファーを主力とする産地企業。多くのトップメゾンへの納入実績があり

世界初の生分解される合成繊維

欧米ではリアルファーと同様に、ダウンを使った製品への風当たりが強くなっている。そんな中で、存在感を高めているのがプリマロフトⓇだ。羽毛のように軽くて暖かい超微細マイクロファイバー素材で、アメリカのALBANY社が1983年に開発。羽毛の弱点である撥水性を克服したことから、多くのアウトドアブランドに採用されてきた。
 
そんなALBANY社から独立したプリマロフト社が、2月にドイツ・ミュンヘンで行わ

マイクロプラスチック問題 TNFの答えはこれだ!

近年大きな問題になってきているのが、マイクロプラスチックによる海洋汚染。マイクロプラスチックとは「5㎜以下のプラスチック」のことで、人間が環境に放出したプラスチックに由来する。紫外線で劣化した海岸のプラスチックゴミは、マイクロプラスチックの大きな発生源になるし、着古したフリースを家庭で洗濯すれば、抜け落ちたマイクロファイバーが浄水場のフィルターを通過して海に流れ出てしまう。それを魚が餌と間違って食

繊維の未来は「構造タンパク質」にある!

 世界中で流通する衣服の6〜7割はポリエステルを中心とした合繊衣料といわれている。合繊のほとんどは石油を原料としていて、製造工程で膨大なエネルギーを消費し、温室効果ガスを排出する。左ページのプリマロフトⓇのように技術は日進月歩で進んでいるが、基本的に合繊は天然素材のように生分解されない。また、原料となる石油の枯渇も懸念されている。そんな状況下で、彗星のように現れたのが、地球上に豊富に存在する「タン

マーカウェアが挑むサステイナブルな服作り

世界のファッションの潮流は、サステイナブルに大きく舵を切ろうとしている。ところが、日本の大手アパレルやセレクトショップ、ドメブラは、静観の姿勢を崩さない。そんななかで、原料からサステイナブルなモノ作りに取り組んでいる例外的な存在が、石川俊介さんが主宰するマーカウェアだ。
「5年ほど前にオーストラリア産のオーガニックウールを使ったのが最初です。素材は非常に魅力的でしたが、どうオーガニックなのかわかり

LEED認証ってなに?

ケリンググループのサステイナブルな取り組みは多岐にわたる。その一つが、傘下ブランドの店舗におけるLEED認証の取得だ。これは、米国グリーンビルディング協議会が運用する環境に配慮したビル、店舗を認証するもので、“環境に優しい店”の世界基準になっている。
 
このほど、サンローランの第2のフラッグシップストアであり、GINZA SIX内にある銀座店が、日本のラグジュアリーブランドの店舗としては初となる

ケリングの先進的なサステイナブル戦略

ファッション業界のサステイナブルな動きが盛んになってきている。その牽引役となっているのがケリンググループ。グッチ、サンローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタなどを擁するラグジュアリーグループである。2019年の、世界で最もサステイナブルな100社を選出する「グローバル100」(コーポレートナイツ社)で、総合部門の第2位、ラグジュアリー&アパレル&アクセサリー部門では2年連続の1位に輝いた。グロ