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2001年

スポーツという枠があり、人間の普遍は可視化された。

五輪3連覇、国際試合13年無敗、哲学とプーシキンを愛読。ロシアの偉大なレスラー、アレクサンドル・カレリンは、かつてそんなコメントを残したという。スポーツは肉体を酷使する。ゆえに言葉を求めるのだと。それを丁寧に紡いだ本は、時にスポーツの芯まで届く。読まないのは損だ。硬骨のスポーツライター、藤島大さんが案内する。


スポーツの名著。こう呼び得る一冊には、いくつかの前提があるという。まずは書き手の愛。

身だしなみの道具。|トム・ブラウン

 僕が使ってるアイテムたちはどれも手頃で、アメリカのどこででも買えるようなクラシックなものばかりだ。なぜって高級なグルーミング用品にたいして興味がないし、それについて考えることもないからだね。アイボリーの石鹸にビックのシェーバー、チャップスティックのリップクリームと、ずっと変わらず同じものを使い続けている。色々種類がある商品でも、一番ベーシックなものがいい。男の身だしなみについて僕が思うことは、シ

【蜜とは? そして、イカに飯とは?】渋谷で巡る辺境料理、ポルトガルからペルーへ。

「渋谷がいい。渋谷以外では食いたくない!」
 私がごねるので今回は渋谷で2軒、世界一周メシである。渋谷の文化村シアターコクーンで、かつて故中村勘三郎さん(当時勘九郎さん)に書き下ろした芝居の再演を一か月近くやっており、それが3時間を超える芝居で、いきなり「江古田にいきましょう」などと言われても身動きがとれないのだ。
「渋谷にも辺境料理はあります。どれほどでもあります」
 社長はいつだって頼もしい。

ピアノがあれば、そこが私の“ユートピア”|山中千尋

「乙女の祈り」「マンボ」「愛しのポーギー」など、誰もが一度は耳にしたことがある名曲の数々を、卓越したピアノテクニックで現代ジャズに昇華させた山中千尋。駆け出しの頃は世界の老人ホームやショッピングセンターなど、さまざまな場所で演奏をしてきた。「ピアノを弾いているとすべてを忘れられるし、ピアノと音楽さえあれば、どこでもそこがユートピアになるんです」。“音楽”こそ自分の住む場所だと語る彼女の次なる目標は

滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』の一平(私)

症状:過去から跳ね返ってくるのは、私がつくった過去ばかりで、そこにあったはずの私の知らないものたちは、過去に埋もれたままこちらに姿を見せない。
備考:2001年秋から11年春へ。初恋と東北へのバイク旅行とジミヘンのギターが織りなす、儚くもかけがえのない時間、記憶を巡る。芥川賞候補作。新潮社/1,400円。

Mazda CX-3

 エンジンは環境性能に優れるクリーンディーゼル、そこに欧州車にも引けをとらないスタイルを備えたCX−3が売れています。中でも売れ筋は、陶器を連想させる新色のセラミックメタリックです。またこのクルマは4WDに加えて6速MTも選べるのです。これは数あるSUVの中でも特筆すべきもので、マニアにとっては待望の組み合わせです。もちろん、走り好きのマニアだけを満足させるクルマではありません。インテリアの洗練度