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2000年

ジャン・ジレル

馬や羊が草を食み、ロマネスク教会が佇むブルゴーニュ地方の小村に、アジアの秘宝「曜変天目」を探求し続ける陶芸家、ジャン・ジレルさんと妻のヴァレリー・エルマンさんが住まう。

「ここは、昔から煉瓦作りをしていた土地。まずはこの環境を見てほしい」と、丘陵を見晴らすテラスでジレルさんは言う。鉄分の多い煉瓦の材料の赤土と粘性の高い黄土に恵まれ、豊富な湧き水を湛える井戸もすぐそばに。森林整備も兼ねて、裏山の豊

待望かつ驚きのコラボレーション、浅井健一と奈良美智の絵本『ベイビーレボリューション』が発売。

浅井健一率いるSHERBETSが2005年に発表したアルバム『Natural』の収録曲「Baby Revolution」が、このたび奈良美智とのコラボレーションにより絵本になった。平和への願いが込められた「30億のベイビー」という浅井の詩が、奈良の絵と出会った背景、そして浅井が言葉で描き出す世界観について、浅井本人に話を聞いた

「20世紀最高の歌姫」のドキュメンタリーも必見です。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、興行収入100億円突破確実の記録的大ヒット。先日、ある若者から「実はあの映画の最後のシーンまで僕は〈クイーン〉って実在しないバンドだと思ってて。で、超いい曲!ばっかりだと感動してたんです。最後の最後に、フレディたちの本人映像がスクリーンに映された時、本当に存在したバンドだったのかと驚愕して号泣してしまったんです」と言われました。
 
あの映画に関して言えば、僕(ク

漫画やゲームを評論するブルボン小林と、小説を書く長嶋有。

「『ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論』カバーの金氏徹平さんの作品は、僕の自宅に飾っているものです。今回使わせてもらうにあたって、題字を載せたり色をつけたりの改変も快諾してくれ、デザインのアドバイスまでしてくれ、本当に感謝しています。『私に付け足されるもの』のカバーは“地味な女シリーズ”と銘打たれた短編を収める、そんな本にこそ派手な服を着せるべきだ! と思ったので、人物画にしてほしい、絵の中の

表現せずには生きられない人たち。日本のアウトサイダー・アートの現在を知る。

美術教育を受けていない人の創作を指すアウトサイダー・アートだが、日本では、とかく障害のある人の表現活動として誤解されがちだ。しかし、既存の美術領域の外側には、死刑囚やヤンキー、路上生活者といった周縁の人々から、そういった社会的背景を抜きにしても、どうしても作らずにはいられない表現者たちがいる。その裾野を広げ、障害の有無にかかわらず、全国各地へ足を延ばしてアーティストを発掘、紹介してきたのが、アウト

フラワーチャイルド

2000年代のニューヨークでバリスタ修業をし、09年東京に店を開いた田中勝幸さんは、日本におけるサードウェーブカルチャーの第一人者。当時、焙煎から抽出、サービスまでを1人で行うスタイルは、コーヒー業界に大きなインパクトを与えた。契約農園の豆で作る「フラワーチャイルド」は、開業時からのハウスブレンド。「ビターチョコレートのようなしっかりとしたコクが特徴。エスプレッソはもちろん、フレンチプレスやハンド

ラス・ラハス

仙台のコーヒーシーンの牽引役的存在。オーナーの川口千秋さんは、90年代イタリアでエスプレッソを学び、2000年代の北欧でローストの技法を確立したというベテランだ。「ラス・ラハス」は近年注目を集めるイエローハニー製法により、カトゥアイ・カトゥーラという品種の持つ赤ワインのような風味とコク、桃のような芳醇かつ強い甘味を引き出した。「ラズベリーやハイカカオチョコレートのような酸味、蜂蜜のようなまったりと