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クライマー

世界で最もハイリスクなクライマーの、穏やかで理知的な日本の旅。

 まるで地面を踏みしめて歩くように、アレックス・オノルドは岩壁を登っていく。一つ一つの動作を確認するように、急がず、確実に。奥多摩にある数十mの岩壁は、少し目を離した隙に登り切ってしまっていた。ロープを使ってゆっくりと下りてくるアレックス・オノルド。世界で最も先端を歩むフリークライマーだ。彼の人生は、常にクライミングと共にある。初来日となった今回の旅で東京の街を歩いていても、ビルの壁の隙間に手を

オールラウンドな趣味を包み隠さずレイアウト。

 レストランを経営する傍ら、クライミングを主に、山登り、フライフィッシング、スノーボードなどあらゆるアウトドア・アクティビティを楽しむ山戸浩介さん。一つの空間にこれらの趣味道具が溢れているにもかかわらず、統一感があるのはなぜなのだろうか。
「A&Fという老舗のアウトドア輸入代理店に勤めていたので、ストーリーを感じるギアや、長く使える良質なものを好むようになりました。どれだけ便利でも自分が所有してい

Light(照明)|照明選びで夜のムードはぐっと変わります。

性能が抜群にいいノーススターは長年の愛用品。でも〈MONRO〉とコラボしたこのインディゴバージョンを見た時、壊れたワケでもないのに即買い替えました。キャンプサイトは野外に作るリビングだから、置くもののカラーにはとことんこだわりたいんです。ガス缶まで特別仕様なのもニクイですね。¥16,800(コールマン ジャパン カスタマーサービス☎0120・111・957)
【spec】φ14.5×26㎝ 重量:

パタゴニアの名峰「セロトーレ」に素手で挑む。

 世界のクライマーたちを魅了する、パタゴニアの鋭峰「セロトーレ」。3102mの花崗岩からなる山は、まるでナイフの刃というか、鉛筆の先というか。とにかくズバッと空に突き刺さるように鋭く聳え立つ。しかも、常に気候のコンディションは最悪。晴れていて雲が遠くの方に見えていたとしても、15分後には風速130㎞/hの強風に見舞われるという。そんな難攻不落の山、セロトーレの登頂に挑んだのは、史上最年少でクライミ

氷壁の宿 徳澤園

 1955年、切れるはずのないザイルが切れて墜死したクライマー。前穂高岳東壁で起きた事故をモデルに描かれた小説『氷壁』は登山者必読の名著。山を愛した著者・井上靖は、前穂高岳を望む徳澤園を定宿に多くの作品を執筆しました。談話室には『氷壁』の自筆原稿が。実際の穂高を見上げて読む『氷壁』は、スリリングで、美しい山の世界を教えてくれます。

北穂高小屋

 断崖絶壁の山頂直下にある北穂高小屋。背後に切れ落ちる険しい滝谷は、「鳥も通わぬ谷」と呼ばれます。昭和23(1948)年、一切の資材を担ぎ上げ小屋を築いた先代・小山義治さんは穂高の岩壁に魅せられたクライマーの一人。第三尾根や中央稜など滝谷の岩場の名を冠した部屋に集うクライマーの姿を見ると、岩とともにある穂高の歴史を感じずにはいられません。

写っているのは、被写体なのか、写真家なのか。

アラスカとアイスランドに走る石油や天然ガスを運ぶためのパイプラインを被写体に、写真集を上梓したばかりの石塚元太良。NYから拠点を西海岸に移して、ヨセミテのクライマーを撮影している最中の渋谷ゆり。2人の写真集のデザインを担当することになった鵜飼悠太と共に、写真集を編むことの悦楽と苦悩について聞いた。