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いつまでも

機械で淹れても印象に残るものを。

尾道に行けば必ず寄るというオオヤさんのお気に入りの店。ベースはフレンチと言えないこともないけれど、レバノン料理だったり北タイの料理だったり、なにか閃くものがあれば取り込んでいくので、なかなか一言では言い切れないメニューである。でも自然派ワインとともに楽しむには、ちょっと異国のスパイスが香るこれらの料理はとても合う。ワインがあればコーヒーは要らないんじゃないかと、オオヤさんまでもが言う店には、どんな

少年時代の瑞々しい夏が蘇る。アニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』。

子供の頃に経験した夏っぽいイメージは、いつまでも脳裏に焼き付き、何かの瞬間にものすごい速さで蘇ったりする。まさにそんな夏のまぶしさをギュッと詰め込んだのが、アニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』だ。29歳という若さで本作に挑んだ石田祐康監督は、疾走感のある独自のアニメーション作品を高校時代から発表してきた注目の存在。女優の蒼井優が、物語のキーパーソンとなる“お姉さん”の声を務め、作品の魅力を深

【美青年と混ざる世界】イスラエルとカンボジアを一晩で……。

 ミャンマー料理屋のインテリおかみに前回教わった、納豆にニンニクを混ぜ唐辛子をかけて混ぜちらかす、という食べ方、それは、ニンニクの臭さと納豆の臭さが殴り合いの喧嘩をした後に仲直りしたような、独特な風味であって、それにドはまりし、もはや、ニンニクなければ納豆は食わぬ、という境地に至った松尾は、今回も日本にいながら食で世界旅行をしております。
「次は、イスラエル料理を食べましょう」と社長は言う。
 イ

糸井重里が語る、我が青春のスナックとスナック芸。

 30歳になる直前だったかな。とある雑誌の打ち合わせで、ふと「スナックでやるような芸を誰かまとめて本にしないかな」って僕が言ったんです。当時「スナック芸」なんて言葉はなかったけれど、飲みの席でやるお手軽な芸ってあるじゃない、タバコとマッチとグラスを使うような。要するにくだらない遊びです。「そういう本があればオレ絶対買うよ」って。そしたら編集者に「じゃあ、糸井さんが書いてください」。それでできた本が

Coming Generation

 一般的にキューバのミュージシャンの目標となるのが、世界を股にかけて活躍すること。もちろん、いくら音楽大国のキューバであっても、そうそう簡単なことじゃない。そんな中、若くして実現してしまった一人が、パーカッション奏者のジャロルディ。キューバが誇るジャズピアニスト、チューチョ・バルデスのツアーメンバーであり、英国のDJジャイルス・ピーターソンのプロジェクト、ハバナ・カルチュラにも参加するなど、ジャン

Gods Own Junkyard

 40年間、精力的にネオンアートを作り続けた男が、昨年11月にこの世を去った。クリストファー・ブレイシー。ソーホーの歓楽街を歩けば目に入る、あらゆるネオンの生みの親であり、スタンリー・キューブリックの『アイズ ワイド シャット』や、バットマンシリーズなどのヒット映画に作品を提供。息子たちが家業を引き継いだ倉庫には、映画や広告の大道具、古いショップサインなどが無秩序に、けれど最高に楽しげに輝いている

Maserati Ghibli

 ブランド創業から100年となるマセラティ。その節目に同社が用意したのは、風の名を持つ初のミドルセダンでした。特徴は9.6ℓ/100㎞という環境に配慮した燃費と、330馬力を誇るパワフルさです。お世辞にもエコとはいえませんが、ブランドの性格を考えれば十分立派です。そもそもマセラティはフェラーリと並び称されるレースシーンの名門であり、環境性能や実用性とは無縁の存在なのです。それでも、世間に歩み寄った