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2002年

新しい空間づくり 空間は何を手がかりに生まれるのか。|中村拓志

「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
 例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開

LEXUS RC

 レクサスの中で最もパーソナルなモデルが「RC」です。エンジンバリエーションは2.5ℓのハイブリッド、もしくは3.5ℓのV6エンジンというシンプルな構成。グレードも標準、Fスポーツ、バージョンLの3つに絞られています。そして、スポーツカーに引けを取らない走りとリッチな空間演出、レクサスらしさは濃厚です。ちなみに「RC」は贅沢なクルマで、エントリーモデルでも565万円〜と、なかなかのお値段。もちろん

鮮やかに蘇る、1960〜70年代の東京風景。

 1968年10月26日。細野晴臣(21歳)、松本隆(19歳)、野上眞宏(21歳)の3人は、目白にある野上の実家でグダグダとしながら朝を迎えた。その前夜、細野と松本はバーンズというアマチュアバンドで青山のディスコ〈コッチ〉の"箱バン"を務め、細野の同級生だった野上はその演奏を聴きに行っていた。徹夜明けの朝、東京はめずらしく靄が立ちこめていた。野上はふと引き出しにしまったままのニコンFを取り出し「写

映画の中で人が実際に成長していくということ。

 映画の中で激しく喧嘩したからといって、実際に2人が憎み合っているわけではないし、誰かが死んだからといって、実際にその命が失われているわけではない。フィクションの力というのは嘘の力であって、現実に依存した時点でそれはフィクションの力を失ってしまう。でも映画の中で人は実際に成長する。仮に10日間の撮影であったとしても、人は10日分の成長をする。だから時として映画は、実際の成長を演出的に取り込んで、フ

Daihatsu Copen

 2002年から10年間販売された先代の後を受け、遂に登場した2代目コペン。FF(前エンジンの前輪駆動)という駆動方式や屋根が開くギミックは共通ながらも、新型の最大の特徴はDRESS−FORMATION(ドレスフォーメーション)。ドアを除く、ほぼすべての外装パーツを自由にカスタマイズでき、着せ替えが楽しめるというホビーテイスト満載の軽のオープンスポーツカーです。搭載される3気筒ターボは排気にサウン

アラウィの「ジャークチキン」|和知 徹〈マルディ グラ〉オーナーシェフ

 趣向を凝らした肉料理で、多くのファンを魅了する和知徹シェフ。まだ見ぬ食材や調理法を求めて、国内外を訪ね歩く“旅する料理人”でもある。辛さへの探究心も強く、自らハバネロを栽培してタバスコを作ったことも。
 そんな強者が選んだ辛旨な一皿は、ジャマイカ名物のジャークチキン。鶏肉をジャークシーズニングと呼ばれるタレに漬け込み、直火で香ばしく焼き上げる。ジャマイカ版の焼き鳥ともいうべきポピュラーな存在だ。

スパイクと川内倫子の接点が創り出すもの。|スパイク・ジョーンズ

 目に見えない相手に恋をしてしまった男性の想いは、スクリーンのこちら側に確実な痛みとして伝わってくる。「『her/世界でひとつの彼女』はラブストーリーなので、川内倫子さんの自然で女性的な資質を取り入れたかった。撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマと組んだのも、倫子さんの写真が持つ繊細さと同じものを彼に感じたから」。対談中に2人で一緒に写真を撮り、iPhoneでヴァン・ホイテマに送信していた。「彼は今