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いま飲むべき!クラフトビール【PALE ALE】

国内外のクラフトビールを知り尽くすビアジャーナリストの田嶋伸浩、コウゴアヤコ、木暮 亮の3人がいま飲むべき1本を厳選。キミはどれを選ぶ?

Photo: Keiko Nakajima, Wataru Kitao / Text: Yumiko Ikeda / Edit: Ai Sakamoto

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Johnny Utah Pale Ale(ジョニー ユタ ペールエール)

ブルワリー:ジョージタウン・ブリューイング・カンパニー(アメリカ)

ブルワリー:ジョージタウン・ブリューイング・カンパニー (アメリカ)のJohnny Utah Pale Ale(ジョニー ユタ ペールエール)
355㎖ 572円(編集部調べ)。

モルトを抑えた、すっきりと清涼な香りと味

シトラスの香りが際立つペールエール。モルトを控えめにすることで、すっきりと爽快に飲めるように造られている。「グレープフルーツやパインのような爽やかな香りがする美しいゴールドカラーのエール。しっかりと強い苦味があり、甘味も感じられる」(田嶋)。ブルワー自らが原料となるホップを厳選する“ホップセレクション”を行う。誰が飲んでもおいしいビールを造るという意味の“Darn Tasty Beer”を掲げて真摯に造るビールは、どれも評価が高い。

エバーグリーン インポーツ

Facebook:EvergreenImports

Long Root Pale Ale(ロング・ルート・ペールエール)

ブルワリー:ホップワークス・アーバン・ブルワリー(アメリカ)

ホップワークス・アーバン・ブルワリー (アメリカ)のLong Root Pale Ale(ロング・ルート・ペールエール)
355㎖ 594円。

地球を救うことを目的にパタゴニアが共同開発

グレープフルーツのようなホップの風味とバランスの良いモルト感がある。後味はすっきりとドライ。アウトドア企業〈パタゴニア〉が環境問題への取り組みの一つとして、アメリカ・ポートランドの醸造所と共同開発した。「畑を耕さず、農薬に頼らず育てられる多年生植物のカーンザ(ロングルート)を小麦の代わりに使用。サステイナブルです」(コウゴ)。〈Hopworks Urban Brewery〉はポートランド初のエコブルワリーで、オーガニック原料を用いたビール造りも行う。

パタゴニア日本支社 カスタマーサービス

TEL:0800-8887-447

HOP KOTAN ORIGINALS-nonno-(ホップコタンオリジナルズ ノンノ)

ブルワリー:忽布古丹醸造(北海道)

忽布古丹醸造(北海道)のHOP KOTAN ORIGINALS-nonno-(ホップコタンオリジナルズ ノンノ)
330㎖ 660円。

上富良野産ホップ100%で心華やぐテイストに

“地のホップで醸す”をテーマにした〈ORIGINALS〉シリーズの一つ。「nonno」はアイヌ語で花を意味する。柑橘類を彷彿させるホップフレーバーと上面発酵らしい芳醇な香りが特徴。「稀少な国産ホップを常時100%使用している醸造所は少なく、価値があるビール。柑橘のアロマとフレーバー、麦芽の風味が絶妙にマッチしています」(木暮)。定番の〈ORIGINALS〉と多種多様性を発信する限定の〈FREEDOMS〉が2本柱。大麦麦芽も地元産100%で造るのが最終目標という。

忽布古丹醸造

MAIL:beer@hopkotan.com
HP:hopkotan.com/

ペールエール

ブルワリー:ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー(東京)

ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー(東京)のペールエール
330㎖ 580円。

創業以来の一番人気を誇る、飽きのこない定番

フルーティな味わいを持ちながら、ホップの苦味がバランスよく混ざり合った淡いブロンズ色をする。創業以来、一番人気のビールがこれ。「ホップの苦味とモルトの甘味が絶妙。とげとげしさはなく、香りや風味の個性をきちんと感じられる。アメリカンIPAが主流の中で味わえる、王道のアメリカンペールエール」(木暮)。1997年に東京・天王洲で誕生した老舗ブルワリーで、併設のレストランや都心にある直営店を中心に展開。生産量を限定することで丁寧なビール造りに取り組む。

ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー

TEL:03-6632-1718
HP:www.tysons.jp/brewery/

PALE ALE(ペールエール)

ブルワリー:ヨロッコビール(神奈川)

ヨロッコビール (神奈川)のPALE ALE(ペールエール)
350㎖ 638円。

リーフホップの爽やかで優しい香りに包まれる

収穫して乾燥させただけのリーフホップを使用。すっきりとした味わいのホップを主体に、ほんのりと甘くフルーティなものを少量ブレンドする。「柑橘系をベースにトロピカルなホップ感もある優しいペールエール。逗子(現在は鎌倉に移転)で100ℓサイズから醸造開始したここは、創業時から“ドリンクローカル”を掲げ、地元との関係を大事にしています」(田嶋)。ラガーとベルジャンスタイルを軸に、オーガニック麦芽や地元産の季節の果実、スパイスなどを積極的に使う。

ヨロッコビール

ペールエール

ブルワリー:伊勢角屋麦酒(三重)

330㎖ 460円。

3種のホップが織り成す、清爽な香りと口当たり。

フレッシュなグレープフルーツを思わせる柑橘系の爽やかで華やかな香りと、心地よい苦味と口当たりが印象的なアメリカンスタイル。スターターやシメの一杯はもちろん、食事途中の口直しにも向いているので、クラフトビール初心者にもおすすめだ。醸造所のルーツは、1575年創業の伊勢参りの旅人をもてなす茶屋〈角屋〉。「ビールの醸造は1997年にスタート。このペールエールは、通称“いせぺ”と呼ばれている、〈伊勢角屋麦酒〉のフラッグシップです」(コウゴ)。

伊勢角屋麦酒

TEL:0596-63-6515
HP:www.biyagura.jp

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