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デンマーク

キッチンは、ほほえむ | 松浦弥太郎

 キッチンに置く椅子を一脚買った。背もたれと袖が一体となったデンマークの曲げ木の椅子だ。

 ニューヨークのイーストヴィレッジに、料理本を専門とする老舗の古書店がある。オーナーは料理好きの女性だ。
 ずいぶん前、店からすぐ近くにある、一人暮らしする彼女のアパートを訪ねた。
 並木道の歩道から階段を上がると、赤い木のドアがあり、昔ながらの大きな鍵での開け締めが、ニューヨーク特有のブラウンストーンの建

コーヒー豆のセレクトショップとは? 國友栄一

〈KOFFEE MAMEYA〉は実に稀有な存在だ。一言で言えばコーヒー豆のセレクトショップ。だが単に話題のロースタリーの豆を集めて販売しているわけではない。そのほとんどが生豆の選択から携わり、店専用に焼き上げた別注品。だからこそ、ここでしか飲めないコーヒーを求めて世界中から客が集うのだ。あえて“焙煎しない”道を選んだバリスタ・國友栄一氏の店は、何が特別なのか? そして豆を知り尽くした男が作るブレン

酒や食を突き詰めると、歴史や文化、芸術にも通じる。┃江口宏志●蒸留家

本の世界に身を置いていた江口宏志さん。4年前にドイツに渡り蒸留技術を学び、17年、閉園していた千葉県大多喜町にある薬草園を借り受け、その翌年〈mitosaya 薬草園蒸留所〉をオープン。オリジナルのオー・ド・ビー(蒸留酒)を完成させたばかり。16,000㎡の植物に囲まれ読んだものとは。

稲熊祐典 | 木工家具職人

栄から南へ車で20分。〈稲熊家具製作所〉は町工場がひしめく南区道全町にある。目の前を東海道本線が走り、新幹線が通過するたびに工房のガラス戸を勢いよく揺らす。
「騒々しいですけど、たまにドクターイエローも通るから楽しいんです」
 
ん? どこからかホラ貝のような音も響いてくる。これは一体……?
「隣が熱処理工場なんで、窯を開けるたびにこの音がするんです(笑)。ここも元はアクリル加工工場。それを自分で

進化し続けるシューズテクノロジーのいま。

複雑な形状の立体物を短時間、低コストで作製できることから、医療や建築、工業の現場で、主に試作品を作るために活用されてきた3Dプリント技術。プリントに使われる樹脂の耐久性や強度が製品として使うレベルまで達したことから、3Dプリンターでミッドソールを作ったシューズが登場し始めた。
 
ニューバランスはいずれも極小ロットながら、2016年に「ザンテ ジェネレート」、2017年に「MS066」という3Dプ