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2014年

Log H by MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO

H形鋼の重厚感と、窓の軽やかさが交互に積み重なる、バランスのよい空間だ。
「壁の半分が窓なので、旗竿地なのに十分明るいんです」とご主人の小嶋亮平さん。この家にあるのは3つのフロアと、浴室や台所など最低限の水回り。建築家には欲しいものではなく、いらないものを伝えたという。
「一般的な住宅の8割の設備は不要だと思っているんです。この家には一つも収納がないし、玄関には靴脱ぎ場すら造らなかった。でも、その

Honda INSIGHT

歴代、トヨタのプリウスと燃費を争ってきたハイブリッド専用車がホンダのインサイトです。2014年に生産・販売を終了したものの、4年間の沈黙を破り新型は4ドアセダンというカタチで登場。そして、今回このクルマが狙っているものは燃費や経済性よりも、むしろ高品位や上質さという部分のようです。実際、インテリアの質感は高く、エクステリアのシルエットは大人っぽく落ち着いています。また、セダンというのも先見性を感じ

c-project

『ピタゴラスイッチ』や『ヘンテコノミクス』など、「新しい考え方」を提示し続ける佐藤雅彦。2011年9月、東京藝大大学院の佐藤雅彦研究室に入ってきた5期生を見ているうちに、ある無謀とも思える企てを思いつく。「このメンバーで新しい映画を作る。名付けてc-project」。cとはなんとカンヌ。映画とは何かを求め、カンヌ映画祭正式出品を目指した。そして2014年に『八芳園』、2018年には『どちらを』が、

SORCERY DRESSING

恵比寿駅前にある間口2mほどの細長いビル。中に入ると植物が放つみずみずしい空気に包まれ、ここが駅前だと忘れてしまう。店主は花屋の2代目。料理人を経て、花の世界に入り、2014年に自らの店を構えた。切り花の棚にはブロッコリーやサトウキビも並ぶユニークさで、豪華なダリアにカジュアルなグリーンを合わせるなど、組み合わせの斬新さで花のイメージを広げてくれる。また花=高価という印象を崩したいとも。1本100

ŒUVRE

ジュエリーデザインの世界から転身し、南青山の〈ル・ベスベ〉での修業を経て2014年に独立した田口一征さんとパートナーの岩永有理さんによる〈ウヴル〉。これまでは完全予約制でウエディングやイベントのブーケを制作してきた2人だが、昨年実店舗をオープン。同業者である花屋からの支持も厚いフローリストの田口さんといえばブーケの幸福度に尽きる。「色彩や組み合わせに私なりの理論はありますが、相手が笑顔になるかどう

南カリフォルニアの自然を生ける。

ロサンゼルス在住の陶芸家・アダムの友人ラヴィは建築家であり、〈草月流LA支部〉のディレクターを務める華道家でもある。

「僕もアダムも日本の建築に影響を受けてきたという共通点があって。僕は12年前に草月流の武市治子先生に出会って、生け花を始めたんだ。草月流は花を現代美術的な観点で見ることから始まった、従来の伝統からの脱皮を実践している流派だと理解しているよ」(ラヴィ)
「ジョン・ケージやヨーコ・オ

【屈辱の町に香るバター茶】内モンゴルを味わうための語彙力とは。

 ドスの効いた怪しげなビル。「馬記 蒙古肉餅」はその五階にある。その店名からそこはかとなく漂う異国のマッサージを経由した性サービスの気配。いや、それはおのれの欲望の写し鏡か。マーキーモウコローピンと読むらしい。マーキーモウコローピン。読んだ端から覚えようという気持ちが冬の夜風に散っていく。

 それは高田馬場にあった。高田馬場には嫌な思い出しかない。大人計画を旗揚げした25、6歳の頃、この町のハン

ジョン・ガリアーノとの対話。

服作りの本質的な価値は創造性にあります。メゾン マルジェラでは、「アーティザナル」のアトリエで発展させたアイデアを、プレタポルテをはじめほかのすべてのコレクションに解釈していくという、ピラミッド型の構造で仕事を進めています。「アーティザナル」の服は、常にクラフツマンシップに根ざしてきましたが、私は、クチュリエのハサミほど大胆不敵なものはないと思っています。おそらくはそれが、服の真の価値なのではない

新しいチャプターを始めたくて仕方がなかった。

前回

新しいグラマーを追求し続けてきた過程で私たちが発見したものは、もはやメゾン マルジェラの血管を流れる血となった。だから私は新しいチャプターを始めたくて仕方がなかったんだ。なぜなら、世の中にすごいエネルギーが満ち溢れているのを感じていたから。それで考えついたのが「デカダンス」という概念。で

「アーティザナル」とはクラフツマンシップに根ざしたもの。

メンズウェアを取り巻く環境に変化が起きていて、様々なメゾンから新しいエネルギーが生まれてきていることに私はとてもワクワクしている。メンズウェアが本当に面白い時期だから、「アーティザナル」をメンズにフォーカスするのにちょうどいいタイミングだと思ったんだ。クラフツマンシップに根ざした、メンズのドレスメイキングの最高峰。このコレクションがプレタポルテへとつながる鍵となる。根幹はテーラリングにあって、今回