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ニュートラル

スペシャリスト2人が語る、伝統建築のこと。

藤塚光政 さてまずはここ、宮城さんのホームグラウンドでもある平等院の話から始めましょうか。鳳凰堂って、洲浜のせいか甲殻類が池に入っていくようにも見えるし、また翼廊と尾廊があるせいか、そのシルエットが鳳凰よりオスプレイのように見える。ほかにはない特殊な平面の建築だなと思いました。
宮城俊作 そうですね。ある意味で具象建築ですね。平等院は、遣唐使の廃止後、和様が独自の発展を遂げて形を成しつつあった時代

目的でないものと出会う施設。|蓮沼執太

 理想の廃校の使い方は、複合的なアートセンターを造ることです。僕が生まれたのは80年代ですが、当時の建物は、例えば音楽系なら音楽だけをやりましょうという目的のために造られたものが多いように感じます。でも実は、音楽はどこでもできる。何かをするための場所は固定されているのが当たり前、その意識を問い直すことが、廃校をもう一度使ううえでの新しい発想になるんじゃないかと。僕は、コンサートを通常のライブハウス

藤田雄介/Camp Design inc.

依頼主の祖父自ら設計した、200㎡ほどの木造住宅。その思い入れのある家を、依頼主家族と両親が共に暮らす新たな住まいへ。リノベーションにあたっては、二世帯住宅をニュートラルな空間に設えてくれることを期待し、藤田雄介を選んだという。
「リノベーション前は、一つの建物でありながら長年にわたって増改築が繰り返されてきたため、場所ごとに仕様がまちまちでした。また、親子でインテリアの好みも異なっていたので、全

ベルリンのアルトバウに住むアーティスト。

ビルギットとベルンハルトはベルリン美術大学に入学するために、それぞれ、南ドイツと北ドイツからやってきて知り会い、夫婦となったアーティストカップル。このフラットとの出会いは1998年。2人の娘さんが幼稚園に通っていた頃、お母さん仲間から紹介してもらった物件だそうで、一目で気に入り、以来、ずっとここに暮らしている。
 アルトバウは大体5階建てで1階は店舗であることが多く、2階以上が住宅となる。もともと

心の中で思い描いてきたものが、東京で一つの輪につながったみたいだ。

川内倫子の写真集、『ILLUMINANCE』を手に、スパイク・ジョーンズが東京にやってきた。この写真集は最新作『her/世界でひとつの彼女』の最初のインスピレーション源で、LAのARCANA書店で出会って以来、ずっとスパイクの案内灯となり映画を導いてきた。たくさんの付箋が貼られた写真集を差し出し、「サインしてください」と言うスパイク。彼の作品へのアプローチにシンパシーを感じていたと言う川内倫子が迎

ハガキを選び、読む立場の、ピエール瀧さんにも話を聞いてみよう。

 平日の13時〜15時30分にオンエアされている、TBS RADIOの『赤江珠緒 たまむすび』。木曜日のパートナーを務めるピエール瀧さんは、「ハガキで悩み相談」と題したコーナーを、前番組の『小島慶子 キラ☆キラ』時代から継続して担当している。「選ばれるハガキ」には、どのような特徴があるのだろうか?
「『ハガキで悩み相談』はもう5年くらい続けていて、このコーナーの湯加減というか角度を理解してくださっ