ドラマで非日常を味わうという悦楽。|滝本 誠 OooO! fuuuck!! と感動したのは、ダッチワイフの登場であった。昨今のリアルなラブ・ドールではなく、息で命を吹き込むチープなヴィニール製ダッチワイフ。ダッチワイフにはどこか郷愁、哀愁があり、それだけで評価点はアップする。 というわけで、最近のドラマ(犯罪系)では断然『キリング/26日間』なのだ。ダッチワイフは、主役の女性刑事サラ・リンデンがシアトル警察殺人課を退職することになり、そのご