
ダウンタウン


敬愛するニール・サイモンの作品を演出。|三谷幸喜
人気コメディアン、マックス・プリンスのオフィスでは、個性溢れる放送作家たちが集い、日々コント作りに勤しんでいた。そこへ新人作家のルーカスが加わり、勢いを増したはずが……。作:ニール・サイモン/翻訳:徐賀世子/演出・上演台本:三谷幸喜/出演:瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之/12月5日〜27日、世田谷パブリックシアターで上演。●問合せ/シス・カン

天然繊維と高機能素材の力を最大限引き出す。 〜2020-21A/Wアウターを徹底解説〜

ポラロイド写真に見るアリ・マルコポロスの原点。

増島拓哉 ●小説家|街と言葉で加速する 若き大阪ノワール作家。
大阪府立の名門高、北野高校文芸部で小説を書き始め、19歳で仕上げた初長編『闇夜の底で踊れ』では、パチンコ中毒で風俗嬢におぼれる元極道を主人公に。これがとてもリアルな描写の連続で、並み居る作家や書評家をうならせた。それでいて「パチンコ経験は今もありません。YouTubeで見て、調べて。極道の世界は北野武映画とかを参考に」と言うのだから、まさに新世代。暴力描写も辞さないノワールな世界を描きつつ、テン

テーマ〈続々々・虚偽〉

ハイウェイ1を下る、ビッグ・サーを再訪するために。
ビッグ・サーのことを一番最初に知ったのはいつだっただろう? 『路上』を書いたジャック・ケルアックを読んだ時か、それともインドでアメリカ人の老ヒッピーから聞いたのが先だったか。90年代にはまだ60年代から70年代初頭をヒッピーとして暮らした人たちが世界各地にいて、いろんな昔話を聞けたものだった。そんな中にジャック・ケルアックの追悼式に出た人がいて、それがビッグ・サーであったということを聞いたことだ

【焙煎機を時間貸しするロースタリー。】 COGNOSCENTI COFFEE ROASTERS
ダウンタウンの築100年の生鮮食品マーケットをリノベした一角、〈CITY MARKET SOUTH〉に〈COGNOSCENTI COFFEE ROASTERS〉の焙煎施設を併設した3店舗目をオープンさせたのが2016年。「コグノセンティ用の焙煎はしていますが、若い焙煎家などに機会を与えたいと思って、使っていない時間はレンタルもしているんです」とオーナーのイーカイ。〈MadLab Coffee Ro

どこまでがお笑い? どこからがアート?
笑いとアートは地続きである。それを、数年前から体当たりで表現してきた、芸人ジャルジャルと放送作家の倉本美津留。彼らが中心となったJARTによる展示『Lobby』が京都で開催中だ。彫刻家・名和晃平率いるSANDWICHが展示構成を手がけた会場で、活動への思いを語ってもらった。

成り上がりの象徴? 単なるキャラクターの一つ? 芸人にとって、“スニーカー”とはなんなのか?
オーダーメイドのスーツに、ピカピカの革靴。昭和の芸人が、観客の待つ舞台へ上がるための正装としてあつらえた最大級のお洒落。時は流れて平成、そして令和へ。芸や演目の多様化から、お笑いの場所は劇場を中心としながらもテレビへと広がっていった。そして、芸人のお洒落も、スーツに革靴から、カジュアルなファッションにスニーカーが定番に。テレビ番組『アメトーーク!』の「スニーカー芸人」で、莫大なコレクションとともに